もう他人事じゃない!自己破産の“意外な原因”とは?
自己破産は、決して特別な人がするものでは無くなってきました。
もしかしたら、あなたの周りにも、過去に自己破産した人がいるかもしれないのです。
だからどうだって言うことではないのですが、明日は我が身と受け取って、「そうならないためにはどうすれば良いか?」考えたほうが良いと思いますよ。
実は、自己破産した人にはある共通点があった、ということ。
一般的に借金を繰り返す人の特徴というのは
○お金にルーズ
○ギャンブル好きで、損してもすぐに取り返せると思っている
○もともと金遣いが荒い。お金を手にしたらすぐに使ってしまう
○見栄っ張りで、給料が安くてもブランド品などを身に着けている
などでしょう。
当たっていないことも無いのですが、それは、生活していけるだけのお金が、庶民に行き渡っていた時代のこと。
今は、とにかく「生活費が足りなくて」借金する人がほとんどです。
【中流家庭でも破産】意外すぎる“借金の始まり方”
では、なぜ足りなくなるのか?ですが、これに関しては、「そもそもお給料が少なすぎて、独身でも必要最低限の暮らしができない」という世帯の人たちではなく、「最初は余裕のある暮らしをしていた」という人が多いって知ってました?
どういうことか?と言うと、そもそも最初からお金の無い世帯は、あまり借金をしないのです。
というか、昔のドラマで、嵐の二宮和也さん主演の「山田太郎ものがたり」を見ていたのですが、貧乏な主人公がセレブの学校に通う話しでしたよね。
その家訓のひとつに「お金は借りるな。返せない。」というのがあったんですよ。
「本当に、その通りだな。」と感心したのを覚えているのですが、その後、自分が「返せる」と思ってお金を借りたのに、返せなくなって任意整理をしようとは、当時は思ってもいませんでした。
何が言いたいのか?と言うと、私のように、借金を始めた時は比較的収入に余裕があり、「このくらい借りてもすぐに返せる」と思って借りた人の方が、のちのち借金の泥沼に、すっぽりはまってしまう可能性は高い、ということ。
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実はみんな“このパターン”で破産していた件
自己破産を経験したA子さんも
贅沢はできないけど、夫の給料は家族三人暮らしていくのに十分な金額で、私は専業主婦として子育てに専念していました。
だけど、ある日、職場で夫が怪我をしたのです。
しかも、治療は長引き、会社からの労災もおりず、突然の解雇を言い渡されました。
その場しのぎでキャッシングでお金を借りた時は、まだ貯金もあり返せる状況でしたが、夫の職場復帰まで予想以上に時間がかかり、私がパートに出ることに。
しかし、その時には、すでに月々の支払い金額は5万円にもなっていて、パート代はそっくりそのまま借金返済に消え、そのうち生活費も足りなくなって、その分も借金で回すようになったんです。
気がついたら、借金総額は700万以上に膨れ上がり、もうどうしようも無くなった時に、自己破産する決心をしました。
ということ。
突然のリストラが原因に
もうひとり、Bさんの場合は
結婚後、ちょっと無理してマイホームを購入したのはいいけれど、月々10万円の返済は厳しかった。
それでも、夫婦とも働きでなんとか乗り切っていましたが、突然のリストラ。
転職しようにも、次の仕事がなかなか見つからず、あるのは今のお給料の半分くらいの職ばかり。
「お金のために妥協したくない」とアルバイトで食いつなぎながらの職探しは続きますが、「とりあえず消費者金融から50万円借りた」のを引き金に、借りては返しの繰り返しに突入してしまいます。
結局、マイホームを手放しても払いきれないほどの借金を抱え、自己破産の道を選んだそうです。
お二人とも、今は、生活も立て直し、裕福ではないけれど生活に余裕のある暮らしをされてるそうですが、「返せる」という気持ちがあるからこそ、借金に頼ってしまう、負のスパイラルにおちいった、ということですね。
決して「他人事では済まない」というのが、おわかりいただけたのではないでしょうか?