そもそも「ブラックリスト」って何だろう?と思いますよね。
こちらのブログでは何度か書いているのですが、「個人信用情報機関」で金融事故扱い者として登録されるということです。
まあ、そう書くとなんだか非常に厳しい扱いを受けるみたいですが、ただ「個人信用情報」に事故情報が記載されるというだけです。
と言っても、ピンと来ない方もいらっしゃいますよね。
私の場合、弁護士や行政書士の方に債務整理を依頼した時点で、信販会社から「個人信用情報機関に事故情報が載ります」というような内容のはがきが送られてきました。
どこの会社でも送られてくるのか?現在でも行われているのか?は不明ですが。
「あなたの信用はもうないですよ」というようなことがはっきり書かれていた、ということなので、これがまさにブラックリスト入りした証明なのか?と思いますね。
一時は、自己破産などの債務整理だけでなく、過払いを請求しただけでもブラックリストに載ってしまうということで、過払い請求自体をためらう方がいらっしゃいました。
確かに、すでに借金を完済している方が、「払いすぎた分のお金を返して欲しい」という請求をするだけなのに、ブラック扱いされるのは不条理です。
過払い請求の場合は、事故情報ではなく「契約見直し」情報になるのですが、いずれにしても、「何か金融トラブルがあった」という記載があれば、新規でのクレジットカードやローン契約に支障があることが考えられますから。
なので、2010年以降に見直され、「契約見直し」情報の登録が廃止されたのです。
とは言え、私のように債務整理を考えていて、その前に過払い請求でいくらか戻ってこないか?という場合は、完済前なので、しっかりと信用情報に記載されます。
それは仕方がないですね。
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だから、ブラックリストに載るか載らないか?というのは、借金の完済前か後か?で決まるということです。
このブラックリスト、すなわち個人信用情報に事故情報が載っている5年から10年の間が、いわゆる「喪に服す」時になるわけです。
基本的に、ローンを組んだりクレジットカードが持てない日々が続くんですよね。
何も自虐的に言っているのではなく、本当に、「一からやり直すつもりで」「大事な人を亡くした時のように神聖かつ反省の意味も込めてつつましやかに」生きる、ということです。
わかってはいるのですが、なかなかそんな穏やかな気持にはなれず、「あとどこくらい経てばクレジットカードが持てるようになる?」とか「債務整理中にお金を貸してくれるところは無いだろうか?」と思うことも。
実際に、パソコンやスマホで検索してみたことも1度や2度ではないので、本当にお恥ずかしい話ですが。
そんな我々を見透かすように、甘い蜜を餌に、「ブラックでもお金を貸しますよ」と言ってくる悪徳業者も多いですから、気を引き締めないといけないですね。
闇金融のえじきにならないためにも。
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