「子どもの学費、どうやって準備すればいいんだろう…」
子育てをしていると、一度はこんな不安にぶつかりますよね。
ましてや、借金があってその日暮らしのような状態だと、子どもの将来についても悲観的になってしまいます。
わたし自身も子どもが小学校に上がるころから「中学・高校・大学まで考えると、学費っていくら必要なんだろう…」と眠れなくなるほど悩んだ時期がありました。
雑誌やネットで「子ども一人につき1000万円必要!」なんて見出しを見ると、「え、無理なんだけど…」とため息が出るばかり。
もし今、学費用の貯金が思うように進んでいないなら、この記事が少しでも心を軽くできたら嬉しいです。
学費が貯められないのは「うちだけじゃない」
まず最初にお伝えしたいのは、学費を完璧に準備できている家庭のほうが少数派だということ。
周りを見ると、実は多くの家庭が
- そのときの収入から捻出
- 親のボーナスや臨時収入を充てる
- 祖父母に少しサポートしてもらう
など、「貯金だけでカバーしているわけじゃない」のです。
ネットには「学資保険で毎月○万円!」ときっちりした人の話も出ていますが、それはほんの一部。
多くの人は「なんとかやりくりしながら、必要なときに必要なお金を出す」スタイルでやっています。
貯金ができないときにまず考えたい3つの視点
1. 「全部を準備しなきゃ」と思い込まない
大学まで全部を貯めようと思うと、金額に圧倒されて動けなくなります。
実際は「入学金+最初の半年分」など、一番負担が大きいタイミングだけ備えるという考え方でも十分なんです。
2. 「今の生活」と「将来の学費」のバランスをとる
学費を貯めるために、子どもとの思い出や今の生活を犠牲にしすぎると本末転倒。
たとえば習い事やレジャーも「完全に削る」ではなく、少し調整しながら楽しむほうが長い目で見ると健全です。
3. 「できる範囲」を見つける
毎月1万円が無理でも、5000円、3000円から始めても立派な一歩です。
「積み上げている」という実感が、自分の気持ちを前向きにしてくれます。
具体的にできる工夫アイデア
ここからは、私や周りの家庭が実際にやっている「学費に回す工夫」を紹介します。
家計をほんの少し見直す
- スマホ代を格安SIMに変える
- サブスクを必要な時期だけ契約
- 保険料の見直しをする
これだけでも月数千円〜1万円くらい浮くことがあります。
浮いた分を「なかったもの」として自動積立にまわすのがおすすめ。
臨時収入を「学費専用」に
- ボーナスの一部
- 児童手当の一部
- お祝い金や臨時収入
これらはつい生活費に溶けがちですが、最初から別口座に移すルールを決めると自然と貯まります。
子どもと一緒に「お金のこと」を話す
小学校高学年くらいになったら、「うちはこんなふうにお金を工夫してるよ」と話してみるのもアリ。
「何でも買えるわけじゃないんだ」と理解してもらえると、子ども自身が節約や工夫を考えるようになります。
気持ちがしんどいときの考え方
「貯金ができない=親失格」なんて思う必要はありません。
むしろ、子どもが健康で学校に通えているだけで十分すごいこと。
お金は確かに大事ですが、子どもにとって一番の財産は「安心できる家庭」と「親との時間」です。
学費を完璧に準備できなくても、子どもは親の努力や愛情をちゃんと感じ取っています。
まとめ:できる範囲で、焦らず一歩ずつ
- 学費を貯金できていない家庭は珍しくない
- 「全部準備する」より「大きな山場に備える」でOK
- 少額でも積み立てて「やっている実感」を持つ
- 今の生活も大事にしながら工夫する
子育て世代は本当に忙しいし、出費も重なります。
だからこそ、完璧じゃなくていい。できる範囲でコツコツ続けることが一番の安心につながります。
「貯められていない」ことに落ち込むよりも、「今日からできる小さな工夫」を取り入れてみませんか?
未来の自分を、きっと少しラクにしてくれるはずです。