夏休みは「ガッツリ稼ぎたい」と考える学生にとって、絶好のチャンスですよね。特に高校生や大学生は、時間に余裕がある分、バイト選びに力を入れる人も多いと思います。
または、学生じゃなくても「借金があるから会社が休みの間に、収入を得たい」とバイトに励む人も居るでしょう。
ですが、勢いだけで選んでしまうと「思ってたのと違った…」「辞めたいけど言えない…」なんて後悔するケースも少なくありません。
この記事では、実際の体験談や周囲の声をもとに、夏休みにおすすめしないバイト職種を7つ厳選してご紹介します。「何を選ばないか」が分かれば、理想のバイト選びにもつながります。
1. 引っ越しバイト|短期だけど体への負担が大きすぎる
夏の引っ越しバイトは、時給が高めに設定されていることが多く、つい魅力的に感じてしまいます。しかし、実際にやってみると体力の消耗が想像以上です。
とくに真夏の屋外作業、階段の上り下り、大量の家具移動などは、慣れていない人にとってかなりの苦痛。熱中症のリスクもあり、無理して倒れてしまうケースも…。
✅ 実際の声:
「1日でバテて、翌日全身筋肉痛。しかも帰ったらバイト用の靴がボロボロに…(大学1年)」
夏休みだからこそ無理して入れすぎる人が多く、体調を崩すリスクも高いです。
2. 倉庫内仕分け|単調作業&空調なしで集中力が切れる
Amazonなど大手物流センターの短期バイトは、応募しやすく大量採用があるため、人気です。ただし、仕事内容はかなり単調で過酷。
夏の倉庫は空調がないことも多く、蒸し暑い中で黙々と作業を続けなければなりません。「時間が過ぎるのが遅すぎる…」と感じる人も多いです。
✅ 実際の声:
「ただひたすら商品を棚に戻すだけ。人との会話もなくて、精神的にしんどかった(高校3年)」
精神的な疲れがジワジワ溜まりやすく、意外と消耗するバイトです。
3. 屋台・野外イベント系|楽しそうに見えて実は地獄
夏祭りやフェスの屋台バイトは、「楽しそう」「イベントに参加できる」と思って応募する人が多いですが、現実はかなりハード。
長時間立ちっぱなしで、しかも火を使う調理系は暑さが2倍に感じられます。また、準備と後片付けが超長時間になることも…。
✅ 実際の声:
「開始5時間で足が棒に…。しかも後片付けが深夜1時までで、帰れなかった(短大2年)」
祭りの華やかさの裏に、過酷な労働環境があることを理解しておきましょう。
4. 飲食店のキッチン補助|夏は厨房がサウナ状態
飲食業界は慢性的に人手不足なので、夏休みは特に募集が多いです。ただし、厨房は空調が効きにくく、夏は本当に暑いです。
キッチン補助の仕事は、下処理や皿洗いなど立ち仕事が中心。水を使うとはいえ、暑さで体力が削られます。
✅ 実際の声:
「ランチタイムは戦場。汗が止まらず、制服もびしょびしょで帰りたくなった(大学2年)」
「夏だからキッチンは地獄」——この覚悟がないと、長続きしません。
5. テレアポ・営業代行|メンタルが削られる系バイト
短期で高時給が狙える「テレアポ」「訪問営業」系も、精神的ハードルが高い職種です。断られ続けることに慣れていないと、メンタルがやられます。
商品やサービスに興味がない人への営業は、冷たく対応されることも多く、気持ちが沈みがちになります。
✅ 実際の声:
「初日に10件連続で断られて心が折れた…。その日で辞めました(大学1年)」
「ノルマなし」と書いてあっても、実質的に数字は求められることが多いです。
6. 工場のライン作業|拘束時間が長く、思考停止になる
工場系のラインバイトは「接客が苦手だから」と選ぶ人が多いですが、長時間の単純作業に耐えられない人にはおすすめできません。
同じ動きをひたすら繰り返す作業は、思っている以上に精神的に苦痛です。周囲と話すこともなく、時間が過ぎるのが遅く感じます。
✅ 実際の声:
「時間が止まってるのかと思った…。イヤホンも使えないし、気が狂いそうになった(専門学生)」
体力的には問題なくても、時間の“密度”が異様に濃く、ストレスが大きいです。
7. 子ども向けイベントスタッフ|理想と現実のギャップが大きい
「子どもが好きだから楽しそう」と感じて選びがちなバイトですが、実際には保護者対応、クレーム処理、機材トラブルなども担当します。
想像よりも責任が重く、炎天下での設営や案内など、地味でキツい仕事が多いのが特徴です。
✅ 実際の声:
「炎天下で着ぐるみを着る役になり、熱中症になりかけた。子どもはかわいかったけど…(大学3年)」
「好き」だけでは続けにくいバイトの一つです。軽い気持ちでは厳しいかもしれません。
後悔しないための夏バイト選びのポイント
おすすめしないバイトがある一方で、夏休みでも自分に合ったバイトなら充実した時間を過ごすことができます。後悔しないためには、次の3つのポイントを意識しましょう。
1. 「短期でも続けられそうか」を冷静に考える
「1日だけなら我慢できる」ではなく、数日~数週間続けられるかを基準にしましょう。
2. 体力・メンタル・拘束時間のバランスを見る
どれかが極端に偏っているバイトは、続きにくい傾向があります。
3. SNSや求人サイトの口コミをチェック
実際のバイト経験者の声は非常に参考になります。検索ワード例:「〇〇 バイト きつい」「〇〇 バイト やめた」など。
まとめ|「稼げる」より「続けられる」を重視しよう
夏休みはまとまった時間が取れるからこそ、「稼げそう!」という気持ちが先行しがちです。ですが、実際に働いてみて「思ってたのと違った」となると、時間も体力も無駄になってしまいます。
今回紹介したようなおすすめしないバイトは、決して「悪いバイト」ではありません。ただ、初心者や体力に自信のない人、夏の暑さに弱い人にとっては過酷になりがちという点でご紹介しました。
バイト選びで迷ったら、ぜひ「自分が3日後に辞めていないか?」を想像してみてください。その想像がリアルに浮かぶなら、別の選択肢を検討するのが得策です。