借金の重圧から逃れたい、と多重債務時代は常に思っていました。
「借金さえなければ」「どうしてこんなにお金を借りてしまったんだろう?」と。
そんなことを考えつつも、「来月の借金返済のため」にまた、新たな借入先を探したりするのです。
「より審査の甘い消費者金融」を、また「保証人なしでも貸してくれる金融業者」を。
そして、そんなことをしている自分が嫌になるという繰り返しです。
だけど、それこそ宝くじにでも当たらない限り、「借金から逃れる」術はありません。
もともとは自分が撒いた種ですから。
それでも、あまりにも借金の金額が多くなると、その重圧に耐えかねて、自滅しそうになってしまいます。
そんな弱い気持ちをねじ伏せるためにも、強い心を持つことが大切です。
とは言え、人間ってもともとは弱い生き物ですから、なかなか強くなれないんですよね。
そんな時は、やはり家族のことを思うのが一番でしょう。
結婚されている場合は、お互いのパートナーのため、お子さんが居る場合は、お子さん達のため。
また両親のためにも、何とかしてこの借金生活から抜け出さなくてはなりません。
それは、とてつもなく遠い遠い道のりに思えてしまいますが、ひとつづつクリアしていけば、決して不可能な道ではないんですよね。
ただ・・・
どうしても、「もうだめだ」と思ったら、債務整理を考えましょう。
でも、その前に、やはり準備しなくてはいけないこともあります。
持ち家で、住宅ローンが滞っていたりする場合は、任意売却も考えなければならないので、その準備ですね。
スポンサードリンク
任意売却は、競売よりは数倍良いと思いますが、売れたら割とすぐに出て行かないといけないので、早めに引っ越し先を考えておいた方がいいですよ。
私も任意売却を経験したのですが、なかなか売れなくてもう諦めかけた矢先、突然売れたんです。
「もしかしたら、このまま売れなくて、結局は競売にかけられてしまうのか?」と内心ビクビクしていたのですが・・・
ちょうど、我が家のような雰囲気の家とロケーションを探していた方がいらして、思ったよりも高く売れました。
まあ、いくら高く売れても債権者の方たちで分配されるのですが、たとえ自分の手にお金が入らなくても、債権者の方々に少しでも多く配分されればこちらとしても良いことですから。
だけど、喜んでいる暇はありません。
2週間で転居先を決めなければならないし、引越し費用も捻出する必要があったのです。
しかも、お金が無い状態で。
これは正直厳しかったですが、引越し費用の一部は債権者から出してもらえましたし、少しは貯金ができていたので、なんとかなりました。
立ち退き期限の一週間前に転居先が決まり、あとの一週間でバタバタと引越し準備をするという、まさに綱渡りでしたけど。
転居先が決まったら決まったで、保証人がきまらず
途方に暮れていたら、弁護士さんの知り合いの方が見ず知らずの私達の保証人になってくださったり
とか債務整理していても賃貸契約は結べるのか?など、問題は山積でしたが、人様の優しさに感謝しつつ、何とか乗り切れました。
これから債務整理する予定の方は、債務整理するにもお金が必要になるので、今まで以上に節約を心がけて、少しでも蓄えておきましょう。
コメント