クイックワンは「当たらない」?3,000円分買ってみた結果は?

クイックワンは「当たらない」 宝くじ高額当選

クイックワンは「当たらない」って本当? 噂を信じて疑う私が、自腹3,000円でガチ検証してみた!

宝くじは「買うまでのワクワク感がピーク」と信じている私です。

さて皆さん、「クイックワン」ってご存知ですか?

「ネットだけで買える」「買った瞬間に結果がわかる」という、超スピード感が売りの新しい宝くじです。CMなどで見かけて、「ちょっと面白そうかも…」と気になっている方も多いんじゃないでしょうか。

でも、同時にこんな声も聞こえてきませんか?

「クイックワン、全然当たらないんだけど」

「あれって本当に抽選してるの?」

「気づいたらお金が溶けてた…」

わかります。めちゃくちゃわかります。

手軽に買えるものほど、その実態って気になりますよね。「本当に当たるの?」「損するだけじゃないの?」と。

クイックワンは「当たらない」

というわけで、この記事ではそんなクイックワンの「当たらない」という噂を徹底的に検証します!

「百聞は一見に如かず」ならぬ「百聞は一“買い”に如かず」

この記事では、筆者が自腹で3,000円分のクイックワンを購入し、そのリアルな結果を忖度(そんたく)一切なしで全公開します!

  • クイックワンを買おうか迷っている人
  • 「当たらない」という噂が不安な人
  • ぶっちゃけ、どれくらい当たるのか知りたい人

こんな方々は、ぜひ最後までお付き合いください。この記事を読み終わる頃には、あなたがクイックワンを買うべきか、スルーすべきかがハッキリわかるはずです!


 

そもそも「クイックワン」って、どんな宝くじ?

まずは基本のおさらいです。「他の宝くじと何が違うの?」という点を、サクッと解説しますね。

クイックワンの最大の特徴は、以下の3つです。

1. ネット(宝くじ公式サイト)専用

これが一番大きな違いです。ジャンボ宝くじやスクラッチと違って、宝くじ売り場では絶対に買えません。購入は「宝くじ公式サイト」のみ。スマホかパソコンがあれば、24時間365日(※メンテナンス時を除く)いつでもどこでも買えちゃいます。

クイックワンは「当たらない」

2. 買った瞬間、秒で結果がわかる

名前の通り「クイック」なんです。購入ボタンを押したら、すぐにゲームがスタート。そのゲームが終わった瞬間にはもう、「当たり」か「ハズレ」かがわかります。

「抽せん日まで待つドキドキ感」を、「今すぐ結果がわかるドキドキ感」に変えた感じですね。

3. ゲーム性が豊かで、種類も豊富

クイックワンは、ただ番号が発表されるクジではありません。「シューティングゲーム」「パズルゲーム」「カードめくり」など、いろんなミニゲームをクリアすることで当せん結果がわかる仕組みです。

さらに、価格帯も1枚100円、200円、300円、500円など、回号によってさまざま。1等の当せん金額も、10万円くらいのものから、なんと最高5,000万円(!)まで、ゲームによって全然違います。

「スマホで完結する、ゲーム性の高いスクラッチくじ」

こんなイメージを持ってもらうと、一番わかりやすいかもしれませんね!


 

なぜクイックワンは「当たらない」と言われちゃうのか?

さて、本題です。

こんなに手軽で楽しそうなクイックワンが、なぜ「当たらない」とまで言われてしまうんでしょうか。

筆者なりに、その理由を3つ考察してみました。

 

理由1:手軽すぎて「買いすぎてる」感覚が麻痺するから

これが最大の理由だと筆者は睨んでいます。

クイックワンの支払いは、クレジットカードかキャリア決済(d払い、auかんたん決済など)が基本です。つまり、現金が減っていく感覚がゼロなんです。

宝くじ売り場で「はい、10枚3,000円ね」と現金を手渡すのとはワケが違います。

スマホでポチッ。またポチッ。

クイックワンは「当たらない」

ゲーム感覚でやっているうちに、「あれ、気づいたら5,000円も使ってた…」なんてことが、本当に起こりやすいんです。

使った金額(分母)が大きくなれば、当然、当たった金額(分子)が少なく感じます。結果、「こんなに使ったのに、これしか当たらない!」という不満につながりやすいんですね。

 

理由2:「当たり=高額当せん」だと思っているから

「宝くじに当たる」と聞いて、あなたは何円くらいの当たりを想像しますか?

多くの人が「1万円以上」とか、なんなら「100万円!」とかをイメージするんじゃないでしょうか。

でも、クイックワンは(他の宝くじも同じですが)当たりくじのほとんどが**「末等」**です。

100円のクジなら100円、200円のクジなら200円が返ってくるだけ、みたいな。

「当たらない」と言っている人の多くは、「(高額が)当たらない」と言っている可能性が高いです。末等でトントン(収支ゼロ)なのは、感覚的に「ハズレ」とカウントしちゃってますからね。

 

理由3:過去に「当せん本数の設定ミス」があったから

これはちょっとネガティブな事実ですが、2024年3月に「本来1等の当せん本数が10本だったのに、システムの設定ミスで200本(20倍)になっていた」という出来事がありました。(※販売は中止され、購入者には返金対応がされました)

このニュースを見て、「え、そんなガバガバな管理なの?」「普段は逆に少なく設定されてない?」と、クイックワンのシステム自体に不信感を持ってしまった人も少なくないでしょう。

「どうせ当たらないように操作されてるんでしょ」という疑念が、「当たらない」という噂を加速させている側面もあるかもしれません。


 

【ガチ検証】自腹3,000円! クイックワンを買った結果を全公開!

お待たせしました! ここからは、私のリアルな購入体験記です。

「当たらない」という噂は本当なのか? それとも意外とイケるのか?

この日のために、宝くじ公式サイトに会員登録し、クレジットカードを連携させました。

【今回の検証ルール】

  • 予算:きっかり3,000円!(これ以上は絶対に使いません!)
  • 買い方: 価格帯を分散させて、それぞれの特徴を見てみる。
    • 100円くじ を10枚(1,000円分)
    • 300円くじ を5枚(1,500円分)
    • 500円くじ を1枚(500円分)

さあ、夢を買うと書いて「課金」と読む、大人の時間スタートです!

クイックワンは「当たらない」

検証①:100円くじ「ジャングル探検」(1等300万円)を10枚

 

まずは様子見の100円くじから。1等300万円なら十分すぎる夢があります。

ゲームは、3つの宝箱から1つを選ぶ、みたいなシンプルなやつです。

1枚目…ポチッ。「残念!」(ハズレ)

2枚目…ポチッ。「残念!」(ハズレ)

3枚目…ポチッ。「残念!」(ハズレ)

……おい、ちょっと待て。

本当に「当たらない」んじゃないか? 早くも暗雲が立ち込めます。

4枚目…ポチッ。

ピコーン!(いつもと違う音!)

「当たり! 100円」

おお! 当たった!

……いや、100円のクジ買って100円が当たっただけなので、収支はゼロなんですけど。でも、ハズレの「残念!」が続いていただけに、この「当たり」の文字は嬉しい!

その後も買い続け、10枚(1,000円分)買い終わった結果…

【100円くじの結果】

  • 投資:1,000円(10枚)
  • 当選:200円(100円当たり × 2本)
  • 収支:マイナス 800円

10枚買って当たりは2本。当選確率20%。

うーん、まぁこんなもんでしょうか。幸先の良いスタートとは言えませんが、次に行きましょう!

 

検証②:300円くじ「数字deパズル」(1等1,000万円)を5枚

 

次は単価アップの300円くじ。1等は1,000万円です!

これはパズルゲーム風。いくつかのブロックを消していって、指定された絵柄が揃えば当たり、というもの。

100円のゲームより、ちょっとだけ演出がリッチな気がします。

1枚目(1,500円の内の1枚目)…ポチッ。

「残念!」

2枚目…ポチッ。

「残念!」

……デジャヴ。

単価が上がってる分、「残念!」の文字が心に重くのしかかります。

3枚目…ポチッ。

ド派手な音と共に「当たり!」

「6等 300円」

おお! またしてもトントン(末等)!

でも、やっぱり当たるのは嬉しい!

4枚目…「残念!」

5枚目…「残念!」

【300円くじの結果】

  • 投資:1,500円(5枚)
  • 当選:300円(300円当たり × 1本)
  • 収支:マイナス 1,200円

当選確率は5枚中1本で、こちらも20%。

うーん、渋い。100円くじと確率が変わらないなら、100円くじを多く買った方がゲーム回数多くて楽しいのでは…?なんて冷静なことを考え始めました。

クイックワンは「当たらない」

検証③:500円くじ「トレジャーハント」(1等5,000万円)を1枚

さあ、残る予算は500円。

最後は、夢の1等5,000万円が狙える500円くじに全ベットです!

当たればこの記事、伝説になれます。

ゲームは、3×3のマスを9個削っていくスクラッチ風。

演出も一番豪華! ドキドキ感が違います。

頼む…!

マスを1個ずつ、祈りを込めてタップしていきます。

1個目…「ドクロ」

2個目…「コイン」

3個目…「ドクロ」

最後の9個目をタップ!

「残念!」

ですよねー!

世の中そんなに甘くありませんでした。

【500円くじの結果】

  • 投資:500円(1枚)
  • 当選:0円
  • 収支:マイナス 500円

 

【最終結果発表】3,000円買ったらいくら戻ってきた?

 

さて、3,000円分の検証が出揃いました。

運命の結果発表です。

  • 投資総額:3,000円
  • 当選総額:500円 (100円×2本、300円×1本)
  • 最終収支:マイナス 2,500円!!

はい! 盛大に負けました!

これがリアルです。

「クイックワンは当たらない」という噂は、あながち間違いではなかったのかもしれません…。

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検証でわかった「リアルな感想」

 

  • 「当たらない」わけではない。ただし「末等」は。15枚買って3本当たったので、当選確率(末等含む)は20%でした。「全部ハズレ」ではなかったので、その点は楽しめました。
  • プラス収支にするのは「激ムズ」3,000円使って500円しか返ってこない。還元率で言えば約17%です。これをプラスに持っていくのは、1等を引くくらいの豪運がないと無理ゲーだと感じました。
  • ゲームの「当たり演出」は脳汁が出るハズレが続いた後の「ピコーン!」という当たり演出は、わかっていても嬉しいものです。「もしかして高額!?」と一瞬夢を見させてくれるドキドキ感は、クイックワンならではの楽しさでした。
  • 換金は「超」ラク当たった500円は、後日(※)、宝くじ公式サイトに登録した銀行口座に自動で振り込まれます。スクラッチのように「売り場に持っていく」という手間が一切ないのは、ネット専用くじの最強のメリットだと感じました。

(※当せん金が1万円未満の場合、合計1万円以上になるまでプールされるか、半期に一度まとめて振り込まれます)


 

結論:クイックワンは「こんな人」にならオススメ!

 

さて、3,000円を(ほぼ)溶かした筆者から、クイックワンを買おうか迷っているあなたへ、愛を込めた結論をお伝えします。

クイックワンは、「宝くじ」に何を求めるかで、評価が真っ二つに分かれます。

 

いますぐ「買うべき人」はこんな人!

 

  • 宝くじ売り場に行くのが面倒くさい人「ジャンボは買いたいけど、並ぶのはイヤ」というズボラさんには最適です。スマホひとつで完結します。
  • スクラッチの「削る作業」より「ゲーム」が好きな人いろんなゲーム演出を楽しみたい人にはピッタリ。
  • 結果を待つのが大嫌いな「せっかち」さん「買った瞬間に白黒つけたい!」という人には、これ以上ない宝くじです。
  • 「夢を買う」こと自体を楽しめる人筆者のように「マイナス2,500円か〜!まぁブログのネタになったしいいか!」と笑って終われる人。

 

ちょっと「待った!」やめておいた方がいい人

 

  • 少しでも「儲けたい」「稼ぎたい」と思っている人絶対にやめてください。 これは宝くじであり、ギャンブルであり、投資ではありません。筆者の結果を見てもわかる通り、高確率で負けます。
  • 自制心がなく、アツくなりやすい人「当たるまでやる!」とムキになってしまう人は、本当に危険です。クレカ決済なので、気づいた時には請求額がとんでもないことになります。
  • 1枚の「重み」を感じたい人売り場で買った宝くじを、神棚に置いたり、財布で寝かせたりする「儀式」が好きな人には、デジタルのクイックワンは味気なく感じるかもしれません。

クイックワンは「当たらない」

まとめ:クイックワンは「秒で買えるエンタメ」だった

結論です。

クイックワンは「当たらない」わけではありません。筆者の検証でも、当選確率20%で(末等が)当たりました。

ただし、「儲からない」は、ほぼ真実です。

これは、「高額当せんの夢」を「ゲームの楽しさ」と「結果がわかるスピード感」に振り分けた、新しい形のエンターテイメントなんだと思います。

もしあなたがクイックワンを試してみるなら、筆者からのアドバイスは一つだけ。

「今月は〇〇円まで」と、必ず予算を決めてください!

その予算内で、「当たればラッキー!」くらいの軽い気持ちで楽しむ。

それが、クイックワンと最高にうまく付き合っていく方法です。

筆者も、マイナス2,500円の傷が癒えたら、また500円くらいチャレンジしてみようかな…と思っています(笑)。

あなたの幸運を祈ります!