債務整理前に使っていた銀行口座は、債務整理した途端に使えなくなってしまうのでは?
と思われる方も多いでしょう。
だけど、通常はそのまま使えます。
ただし、その銀行のローンを組んでいたり、住宅ローンを組んでいた銀行だった場合、口座が凍結される場合があります。
まあ、普通はローンを組んでいた銀行でも、普通口座についてはそのまま使えるようですが、口座自体は生きていてもキャッシュカードが使えないとか。
そうなると、自分の口座に入金はできるけれど、出金はできないということになります。(キャッシュカード自体が使えない場合は入金もできません)
これは不便ですからね。
不便と言うより、もう使えないのと同じですから、その銀行との取引は諦めることになります。
私も、住宅ローンを組んでいた銀行の口座は凍結されてしまいました。
ただ、債務整理直後だけの一時的な措置であることも考えられますし、すべての銀行が口座を凍結するこということは考えられません。
現に、迷惑をかけた銀行でも、別の支店に行って新規に口座を開設することは、問題なくできましたから。
今まで口座を開いたことのない銀行や信用金庫に、新規に口座を開くことに関しては、なんら問題はないかと思います。
一部の大手銀行では、新規の口座を開くのに簡単な審査があったりなんていう噂は聞きますが、お金を借りるわけではないので、「債務整理中または債務整理後だから断られる」ということはあまり無いでしょう。
ローンを組んでいた銀行に関しては、多分、その後数年経って、信用情報機関でのブラックリストから消えたとしても、取引するのは難しいかもしれないですね。
銀行独自の「ブラックリスト」が存在するとかいう噂もありますし。
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とは言え、先程も書いたように、新規で口座を開く分には問題なく開設できるケースがほとんどです。
例えば、債務整理後に職探しを始め、いざ就職が決まり、入社手続きをする際に、給与支払いの銀行を指定された場合。
それが住宅ローンを組んでいて迷惑をかけた銀行だったら、「あーもうダメだ。口座を作ることなんて無理」と思ってしまいがちです。
場合によっては、「給与振込に指定銀行が使えない」と言う理由だけで、せっかく決まった就職がだめになるなんていうケースも。
実際、私も債務整理後の転職で、内定をもらうまで話は進んでいたのですが、「○○銀行に口座はありますか?」と聞かれ、債務整理した銀行だったので、「ありますが使えません」と正直に答えたところ、内定を取り消されたことがあります。
まあ、不信感を与えるようなことを言ってしまった私がいけないんですけどね。
確かに、住宅ローンを組んでいた銀行で、新たにクレジットカードを作ったり、ローンの申し込みをしたりするのは不可能だと思いますが、給与振込みのみに使うと割り切れば、なんら問題はないはずです。
もしかしたら、口座開設自体できないところもあるかもしれないですが、そういった銀行はほとんどないということです。
なんとなく後ろめたい気持ちはあると思いますが、とりあえず、何食わぬ顔で口座開設の申し込みに行っても、大丈夫だと思いますよ。
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