債務整理後はクレジットカードをもつべきではない?
債務整理後のクレジットカード取得については、「持つべきではない」という考えもあるでしょう。
「債務整理後は現金のみの質素な生活をしよう」と心に誓うのですが、実は持てなくなってからの方がクレジットカードの有り難みがわかるのです。
本音を言えば、債務整理後でもクレジットカードが持ちたい、というのはほとんどの方の正直な気持でしょう。
「多重債務になった人はローンやクレジットカードの返済が出来なかったのだから、一生持てなくても仕方がない」、と思われるでしょうが、やはり現代生活において、クレジットカードは必須です。
債務整理後はキャッシング枠をゼロにして申し込む方が良い?
ただし・・・
債務整理をした方は、「キャッシング枠はゼロにすべき」だと思うんですよね。
まず、キャッシング枠を付けない方が審査に受かりやすい、ということが挙げられます。
クレジットカード会社にしてみても、ショッピング枠だけなら、「買い物をしてカードを使ってもらえる」メリットがあります。
キャッシング枠も、利息を考えると使ってもらえるのはありがたいのでしょうが、訳ありの人にキャッシング枠を用意すると、お金だけ借りられて返してもらえない可能性もありますから。
ただ、本当は、審査の点だけではなく、キャッシングは使えないようにした方が良いということ。
それに、債務整理後でも生活が急に好転することは難しいです。
一度破綻してしまった家計は、「やり直す」と言っても、そうおいそれと立て直せるものではありません。
だけど、やはり家族のため、自分のために皆さん「立て直すための」努力をしているんですよ。
「もうだめだ」と思うことも多々ありますが、ここは踏ん張るしかありません。
債務整理後どのくらい経ったらクレジットカードは取得できる?
では債務整理後どのくらいの期間経ったら、クレジットカードは取得できるのでしょうか?
それは、このブログでも何度か取り上げましたが、「人それぞれ」だと言うこと。
また、各クレジットカード会社によって、審査の基準が違っているので、一概には言えないということなんですね。
ネット上でも、「債務整理後数ヶ月でクレジットカードが作れた」という方が居れば、「自己破産して10年以上経つけど、まだクレジットカードの審査に通らない」という方も。
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ひとつ言える事は、「信用情報機関」が複数あるのですが、これのどれかには(できれば全部)クレジットカード申請時に必ず開示するということなんです。
現在主な「信用情報機関」は3つと言われていますが、すべての情報を開示してもらい、自分が「金融事故者」としての登録を抹消されているかどうか、の確認をします。
クレジットカードの申請は、これをしてからでないと、安心してできないということです。
最初から通らないクレジットカードの審査に闇雲に申し込んでも、審査に落ちるだけでなく、今度は「申し込みブラック」のような烙印を押されてしまいますから。
債務整理後のクレジットカード申請は慎重に、ということですね。
ただ、条件にもよると思いますが、「任意整理完済後、数ヶ月である有名なクレジットカード会社のカードをすんなり取得できた」なんていう例も実際にあるようですので、希望だけは捨てないようにしたいですね。