借金まみれの私が“初めて法律相談”に行った日
私が、はじめて債務整理の相談に行った時の話です。
最初は、電話帳で調べて、市で行っている「合同相談会」という感じの「法律相談」に行きました。
多重債務時代が長かったので、決心するには時間がかかりましたね。
怪しい金融業者に騙されかけて…人生を変えた一歩とは?
きっかけは、「自己破産しても幸せに暮らしている人は居る」という言葉と、悪質な消費者金融にだまされかけたこと。
「もうお金を貸してくれるところはどこにもない。だけどどうしても今週中に10万円用意しないといけない」という切羽詰った時にたまたまみつけた消費者金融でした。
なんとなく会社名に聞き覚えがあったのですが、「よくある名前だからだろう」なんて気にもとめなかったのです。
というより、「ここしか頼るところがない」と思っていたので、信じるしか無かったんですよね。
多分、ネットでも悪評の高い消費者金融だったんだと思います。
表向きは普通の消費者金融でHPもあったのですが、「審査の結果当社ではご融資できないと判断しました」という電話をもらってからは、担当者も変わり、いきなり「ここなら貸してくれると思います」と他の金融業者を紹介されたのです。
しかも、保証金として10万円必要だとか、利息が10日ごとに付くとか。
もう滅茶苦茶な貸付条件ですよね。
「保証金は、借入金額を全額返済すれば戻ってきます」なんて言われましたが、怪しさしかありません。
【もう無理だと思った】それでも救いはあった
ただ、その時は、怪しいと思いながらも「本当に貸してくれるのなら」と借りようとしていたのですから、今思うとどうかしていたとしか言いようがありません。
そのくらい、追い詰められて判断力が無くなっていたのです。
その時は、たまたま助けてくださる方が居て、なんとかなったのですが、このことがきっかけで債務整理を決心したと言っても、過言ではないでしょう。
で、その借金相談ですが、債務整理に限らず、弁護士さんが困っている問題について話を聞いてくれる相談会のようなものです。
30分5,000円ですが、低収入の方は免除されます。
結果は?
うーーん、額が額だけに任意整理は非常に難しいと言われました。
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でも、やっとスタートラインに立ったのだから、何とかやり遂げないという気持ちが強くなりました。
行く前から、それなりの覚悟は出来ていましたから。
書き出すだけで恐怖…でもそれが回復の第一歩
相談の時に、借りている金融会社の名前と、いくら借りているか、いくら返しているかをもれなく伝えなければなりません。
表にして会社名と金額、それに最初に借り入れをした年月日を書いて持っていけば、一目瞭然でしょう、
多重債務もひどくなると、一体いくら借りているのかさえ、把握していないような状態になるので、すべてを書き出していると、とても恐ろしい気分になります。
まあ、「荒療治」というわけですね。
荒療治と言えば、債務整理を申請する際には、自分が持っているすべての金融機関の通帳を2年分記帳していかなければなりません。
これが結構やっかいですね。
2年分ともなれば、手元にないため、取り寄せてもらったり。
取り寄せるのには、お金も時間もかかるんですよ。
一枚数百円でも、10枚以上あれば、一万円以上かかることも。
過去のデータが必要なのはなぜか?ということを説明するのに、「債務整理の手続き」ということを言いたくないばかりに、相当手間取ったこともあります。
だけど、これを乗り越えないと始まらないですから、借金更生のリハビリ第一歩として、取り組んでくださいね。
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