「差し押さえのメール」が届いた!?焦る前に知ってほしいリアルな話

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■ 差し押さえのメールが突然届いた…

ある朝スマホを開いたら、
件名に「財産差押通知」「差し押さえ予告」と書かれたメールが。

——うわ、ついに来た。

「差し押さえのメール」が届いた!?焦る前に知ってほしいリアルな話

僕も最初にそのメールを見たとき、
心臓がギュッと掴まれるような感覚になりました。

「支払いが遅れてたあの件か?」「もう差し押さえ確定?」
頭の中は真っ白。

でも、冷静に調べてみたら…
それ、ただの詐欺メールだったんです。


■ 「差し押さえメール詐欺」ってどんなもの?

最近増えているのが、
「裁判所」「消費者金融」「法務局」などを名乗る詐欺メールです。

タイトル例👇

  • 【重要】差し押さえ最終通知
  • 【至急】支払い確認が取れません
  • 【財産差押え予告通知】本日中にご連絡ください

中身を見ると、
「本日中に支払いがなければ財産を差し押さえます」
「給与差押えの手続きに入ります」
などの文章がズラッと並んでいます。

リンクや電話番号が書いてあって、
「ここに連絡してください」「このサイトから確認を」など誘導してきます。

でも、これらは全部ウソ

「差し押さえのメール」が届いた!?焦る前に知ってほしいリアルな話


■ なぜ「差し押さえ」って言葉が使われるのか

「差し押さえ」という言葉、めちゃくちゃ強いですよね。
“財産を奪われる”“会社に知られる”“人生終わった”
そんなイメージを一瞬で抱かせます。

詐欺グループは、そこを狙っています。

特に——

  • 支払いを滞納したことがある人
  • 過去に督促を受けたことがある人
  • 借金やクレカ延滞で不安がある人

こういう人たちは、「もしかして本物かも」と思ってしまうんです。
だからこそ、“差し押さえ”というワードが一番効く。


■ 本物の「差し押さえ」はメールで来ない!

これだけは覚えておいてください。

裁判所・法務局・消費者金融など、
正式な差し押さえ手続きはメールで通知しません。

本物の手続きは必ず「書面(郵送)」で行われます。

つまり、スマホに突然届いた「差し押さえメール」は、
100%詐欺メールです。

裁判所がGmailやYahooメールで差し押さえを通知することなんて、絶対にありません。

「差し押さえのメール」が届いた!?焦る前に知ってほしいリアルな話


■ 実際に届いた詐欺メールの例(体験談)

僕のところに届いたメール、こんな感じでした👇


📩 件名:財産差押通知【最終通達】
本文:

このたび、未払い金の件につき、最終通達を行います。
本日中に連絡なき場合、給与及び財産の差押手続きに移行いたします。

【管理番号】S-20987
【連絡先】03-xxxx-xxxx(担当:佐藤)
【公式確認サイト】(怪しいURL)


最初に見たときは、「やばい、本当に来た…」と思いました。
実際にクレカを2ヶ月遅れてた時期だったので、完全に信じそうになりました。

でも冷静になって調べると、同じ文面がTwitterやブログで共有されていました。
つまり、全国に同じメールをばらまいてるだけ。

連絡先も詐欺業者の携帯番号。
URLをクリックすると、架空の支払いフォームに誘導される仕組みでした。


■ 詐欺メールを見分けるポイント3つ

① 差出人のメールアドレス

「info@」「office@」みたいな普通のアドレスなら、ほぼ偽物。
本物の裁判所は「go.jp」などの公式ドメインを使います。

② 不自然な日本語

詐欺メールは微妙に日本語が変です。
「あなたの財産は即座に没収となります」「本日限り有効の支払い先」など、
日本語ネイティブでは書かない表現が多いです。

③ 期限が“今日中”

「本日中」「24時間以内」「即時連絡」などのワードがあれば、
100%詐欺。焦らせるのが狙いです。


■ 詐欺メールが届いたときの正しい対応

  1. 開かない・クリックしない
    → 特にURL・添付ファイルは絶対に開かない。ウイルスの可能性あり。
  2. 電話しない
    → 相手は個人情報を聞き出すのが目的。番号がバレると再度狙われます。
  3. メールを保存しておく
    → 警察や消費生活センターに相談するときの証拠になります。
  4. 迷惑メールとして報告
    → GmailやYahooメールなら「迷惑メール報告」をクリック。

■ 「滞納中の人ほど引っかかりやすい」理由

これは僕自身の実感ですが、
過去に支払いを遅らせたことがある人ほど、
「バレた」「ついに来た」と思ってしまうんですよね。

でも、本物の差し押さえは“予告メール”では来ません。
何度も正式な通知(書面)が届いて、それでも放置して初めて動くものです。

だから、もし今滞納中でも、
「差し押さえメール」が届いた時点ではまだ間に合います。

焦って連絡しないでください。

「差し押さえのメール」が届いた!?焦る前に知ってほしいリアルな話


■ もし本当に心当たりがあるなら

  • 「支払いが遅れているのは事実」
  • 「差し押さえと言われても否定できない」

そんな場合は、メールの相手に連絡するのではなく、
直接、契約している会社(カード会社・金融機関)に確認しましょう。

公式サイトや明細に書かれている番号に電話すればOK。

「こういうメールが届いたけど本当ですか?」
と聞けば、すぐに教えてくれます。

99%、「それは詐欺です、無視してください」と言われます。


■ 詐欺メールを放置しても大丈夫?

はい、放置でOKです。
メールだけでは何も起きません。

差し押さえや強制執行は、必ず「裁判所」が関与します。
つまり、裁判所の書類(支払督促・差押命令)が届いていなければ、
実際の手続きは始まっていません。


■ 不安が消えないときの相談先

  • 消費生活センター → 188(いやや!)
  • 警察相談専用ダイヤル → #9110
  • 法テラス(借金相談) → 0570-078374

いずれも無料・匿名でOKです。
「差し押さえのメールが届いた」と伝えれば、
すぐに具体的なアドバイスをしてくれます。


■ まとめ:「差し押さえメール」は99%が詐欺!

  • 裁判所や法務局がメールで通知することはない
  • 「本日中」「給与差押え」などの文言は詐欺のサイン
  • 過去に滞納があっても、メールで差し押さえはされない
  • 不安なら公式窓口 or 消費生活センターに確認

■ 最後に:怖くても、慌てないで

「差し押さえ」って言葉を見ただけで、心がざわつきますよね。
特に、過去に滞納した経験がある人なら、なおさらです。

でも、メール1通で人生が終わることなんてありません。

僕はあのメールを無視してから、
“怖い言葉に支配されない”ことの大切さを知りました。

大事なのは、「焦らない」「確認する」「一人で抱え込まない」。

「差し押さえのメール」が届いた!?焦る前に知ってほしいリアルな話

たとえメールがどんなに本物っぽくても、
それで本当に差し押さえが起きることはありません。

スマホを閉じて、深呼吸して。
大丈夫です、あなたの生活は奪われません。


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