【差し押さえ=家財道具じゃない】意外な対象に要注意!
借金がかさんでくると、怖いのが差し押さえ。
だけど、今どきの差し押さえは家財道具ではないんです。
どんなものが差し押さえられると思いますか?
差し押さえって…やっぱり怖い?でも知っておけば大丈夫!
借金がかさんでしまって、「お金や家のものが差し押さえられるかも…」って考えると、正直めちゃくちゃ怖いですよね。
「冷蔵庫に赤い紙が貼られる」とか「テレビを持ってかれる」とか、昔のドラマのワンシーンを思い出しちゃう人もいるかもしれません。
でも、実際のところはどうなんでしょう?
今回は、差し押さえの現実とその対策について、ちょっと詳しく、でも分かりやすくお話していきますね。
まず注意したいのは…「貯金口座の差し押さえ」
借金を整理しようと思って、債務整理の手続きに入るとします。
そのとき、自分が使っている銀行口座にお金が残っていたり、お給料の振込先がそこになっていたりすると…実はけっこう危ないんです。
というのも、その銀行が債権者(お金を貸している側)だった場合、口座に入っているお金が差し押さえられる可能性が高いんです。
特にお給料が振り込まれた直後は要注意。振り込まれたお金がそのまま借金の返済に回されてしまって、「あれ?給料が引き出せない!」なんてことも起こりえます。
普通、差し押さえっていうと裁判所を通した手続きが必要なんですが、銀行が自分で貸したお金を回収する場合、そういった手間が省かれることもあるんですね。
だから、「差し押さえの準備してるな~」なんて予兆もないまま、突然お金が動いてしまうことがあるんです。
なので、債務整理の前には、給与の振込口座を別の銀行に変えておくのが鉄則!
あと、少しでも預金が残っている場合は、それもすぐに安全な口座に移しておくのが安心です。
「家具や家電も全部取られるの?」という疑問について
昔のドラマでは、家の中の家具や電化製品に「差し押さえ」って赤い紙が貼られていくシーン、よく見ましたよね。
今でも、「自己破産したら、家にある物全部持っていかれるのかも…」って不安に思う人、意外と多いんじゃないでしょうか。
でも、そこは心配しすぎなくてOK。
日常生活に必要な最低限の家財道具は差し押さえの対象になりません。
実際、今どきの冷蔵庫や洗濯機、電子レンジにテレビなんかは、古かったらむしろ処分にお金がかかるレベル。
リサイクル料金の方が高い時代ですから、そんなもの差し押さえても意味ないですし、債権者側もそこまでして取りに来ることはまずありません。
ただし、例外もあります。
たとえば、最新の4Kテレビや高級なマッサージチェア、ブランド品の家電なんかは、資産価値があると判断されて差し押さえ対象になることもあります。
なので、「ちょっといい物持ってるかも…」って心当たりがある人は、事前に弁護士さんなどに相談しておいた方が安心ですね。
じゃあ、家とか土地は?
ここはちょっとシビアな話になります。
家や土地といった不動産を持っている場合、それがどれだけ古くても資産として見なされます。
だから、債務整理や自己破産をすると、処分の対象になる可能性が高いです。
もちろん、すべての場合に家を手放さなきゃいけないわけじゃありません。
住宅ローンが残っている場合や、任意整理という方法を取ることで、家を守りながら借金を整理することもできるんです。
ここもケースバイケースなので、専門家としっかり話して、自分に合った選択をするのが大事ですね。
まとめ:差し押さえ=全部取られる、ってわけじゃない!
「差し押さえ」って聞くと、なんとなく“全財産を奪われる”みたいなイメージを持ってしまいがちですが、実際にはちゃんとルールがあって、全部が全部取られるわけではありません。
・給料口座は事前に変更しておく
・預金は安全な口座に移しておく
・生活必需品は基本的に守られる
・高価なものや不動産は注意が必要
このあたりを押さえておけば、いざという時にも落ち着いて対処できます。
大事なのは、「何が本当に起こるのか」を知っておくこと。
怖いイメージだけで判断せず、ちゃんと対策していきましょう!