借金で死にたくなる前に知ってほしいこと
「借金で死にたくなったら?」なんて、「そこまでは無い無い」と思うでしょう?
案外、人間って弱いものだから、ふとした瞬間に思ってしまうんですよ。
「もうお金も無いし、仕事もできないし、消えてしまいたい」と。
【一人で抱え込まないで】無料で相談できる窓口
だけど、そこまで行く前に、頼れるところには頼りましょう、という話です。
借金のしすぎで困っているなら相談窓口に相談してみましょう。
プロの力を借りられるところが全国にあります。
公的機関が行っているので相談料は無料ですし、商品を勧められる心配もありません。
「人と会って話をするのはどうも」という方は、電話で相談することもできます。
今は、メールで問い合わせることができるところもありますよ。
借金地獄の出口は?無料で頼れる窓口3選
主なところだけでも
○一般社団法人日本クレジットカウンセリング協会(TEL:0570-031640
○日本貸金業協会「貸金相談・紛争解決センター」(TEL:03-5739-3861
○法テラス(日本司法支援センター)(TEL:0570-078374
中でも、「法テラス」は、全国主要都市に窓口がありますから、相談しやすいと思います。
ここで問題になるのが、浪費癖やギャンブル依存症など、生活に支障をきたす可能性のある浪費癖やギャンブル依存症などで借り入れ金額が過大になってしまった場合、いわゆる「借りたくないのに、気がついたら借りてしまっていた」というような病的なものです。
この場合、本人や法定代理人が申請すれば、任意で借り入れを止めることができる「貸付制限制度」が2019年に新設されたことことで、事前に借り入れを阻止することができます。
「借りられません」の通知は全金融機関で共有されているので、もし、借りてしまいそうになっても、断られてしまうので借りることはできません。
申請を取り消せば(ただし、申し込みから3ヶ月以内は不可)、また通常通り金融機関を利用することは可能です。
一人で抱える必要はない、無料で相談できます
ただ、たいていの人は、収入が少ないことが原因で生活費の足しにするために、借金を重ねてしまうのではないでしょうか?
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収入が低すぎてお金を借りないと生活できない場合は、お住まいの地域の社会福祉協議会が提供している「福祉資金貸付」を利用して、生活費を一時借りることを検討してみましょう。
無利子で融資を受けられる場合もあります。
その前段階として、家賃相当額を支給する「住宅確保給付金」、衣食住を提供する「一時生活支援」、家計の立て直しのアドバイスなどを行う生活困窮者自立支援制度があります。
特に、特にコロナ以降、「クビになった」「お店の業績が急に悪くなった」ということが起きているので、地方自治体で受けられる生活困窮を助けるための支援制度も充実しています。
支援が受けられるかどうかは、お住まいの自治体によって違ってきますが、支援を受けることは決して恥ずかしくは無いので、相談にだけでも行ってみると良いでしょう。
その上で、「もうこれだけ借金がかさんでしまったら、返せないだろう」と判断できるようになった時点で、債務整理を考えることも必要です。
誰もが抱える「借金の恐怖」を克服することでしか、生活を立て直すことはできません。
「お金に困っている」のは、何も自分ひとりでは無いのですし、借金をしてしまったのは自分だけが悪いのでは無いのですから。