正直、数年前の自分は「もう人生終わったな」と思っていました。
貯金はゼロ、仕事もうまくいかず、気づけば支払いに追われる毎日。
借金とまでは言いたくなかったけど、実際はほぼそんな状態。
そんなときに出会ったのが「資格」という選択肢でした。
「資格で生活なんて立て直せるわけない」と最初は思っていました。
でも、今の私は、以前よりも安定した収入を得て、
心に少しだけ余裕を持って暮らしています。
この記事では、どん底から資格で立て直したリアルな体験をお話しします。
なぜ資格で生活を立て直そうと思ったのか
きっかけは、ある日の電気代の請求書でした。
残高よりも請求額の方が多くて、「あ、これもう無理かも」と。
その瞬間、自分の中で何かが切り替わったんです。
「誰かに頼るより、まず自分の“稼ぐ力”をつけないとダメだ」と。
当時の私は、特別なスキルもなければ、転職しても評価される自信もありませんでした。
でもネットで「生活を立て直す 資格」と検索したとき、
似たような境遇から立ち直った人の体験談がいくつも出てきたんです。
「自分にもできるかも」──そう思えたのが始まりでした。
生活を立て直すために意識した3つの条件
資格を取るにあたって、私が大事にしたのはこの3つです。
- お金がかからないこと
通信講座とかスクールとか、最初から大金を出す余裕はありません。
だから、独学できるか、費用が少ない資格を中心に探しました。 - 短期間で取れること
勉強が長引くとモチベが保てません。
1〜3か月で結果が出せる資格を優先しました。 - 実際に仕事に結びつくこと
履歴書の飾りでは意味がないので、「これを持ってたら採用されやすい」
または「副業にも使える」資格を選びました。
この3つを軸にした結果、選んだのが「MOS(Word・Excel)」と「簿記3級」でした。
実際に取った資格と選んだ理由
● MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
ExcelやWordを仕事で使う人は多いけど、
「きちんとできる人」は意外と少ないんです。
MOSを取ると、「基本的なパソコン業務ができます」と証明できる。
実際、派遣会社の登録でも「MOS持ってるんですね」と言われ、
紹介案件の数が一気に増えました。
受験料は少し高めでしたが、独学でも十分合格できました。
● 日商簿記3級
数字が苦手な私でも、「お金の流れを理解できるようになりたい」と思って挑戦。
これが大正解でした。
家計管理にも活かせるし、副業で開業したときも役に立っています。
勉強期間は2か月ほど。YouTubeや無料アプリで学習すれば十分。
「借金しても資格を取る価値あるの?」と聞かれたら、
私は「簿記は間違いなく“投資”になる」と答えます。
資格取得後にどう変わったか(お金・心・生活)
一番大きかったのは、「自分でも変われる」と思えたことです。
資格を取ってから数か月後、派遣で事務職に採用されました。
以前よりも安定した収入が得られるようになり、
少しずつ生活が落ち着いていきました。
もちろん、借金がすぐ消えたわけではありません。
でも「返すだけの生活」から「積み上げていく生活」に変わったんです。
これは本当に大きい。
また、資格勉強の過程で「努力すれば結果が出る」という感覚を取り戻せました。
この感覚が、仕事にも私生活にもいい影響を与えてくれました。
資格を取っても変わらない人の特徴
正直、資格を取っただけでは何も変わりません。
「資格を取れば仕事がもらえる」と思っていた頃の私は、完全に他力本願でした。
変わる人と変わらない人の違いは、資格を“使う覚悟”があるかどうかだと思います。
私の場合、「この資格で次の仕事を絶対取る」と決めていました。
だから、履歴書に書くだけじゃなく、実務で使う練習を自分でやった。
例えば、架空の請求書をExcelで作ってみたり、家計簿を簿記の形式でつけてみたり。
資格は「取って終わり」じゃなく、「使って育てる」もの。
そう思えるようになってから、収入も心の余裕も増えました。
これから生活を立て直したい人へ
もし今、生活がうまくいかなくて、借金や将来に不安を感じているなら──
「資格を取る」という行動は、思っている以上に強い一歩になります。
別に立派な資格じゃなくていいんです。
“何かを学んで、自分で選んで、行動した”という事実そのものが、
あなたの人生を動かし始めます。
お金がない、時間がない、年齢的に遅い──
私も全部そう思っていました。
でも、やってみたら「もう一度やり直せる」ことに気づきました。
資格は、過去を消すものじゃなく、
未来の自分に信頼を取り戻すためのツールだと思っています。
だから、もし迷っているなら、
どうか「小さな資格」からでも始めてみてください。
あなたの“立て直し”は、すでに始まっています。
まとめ
- 資格は「お金」よりも「行動のきっかけ」になる
- 借金や不安があっても、“変わる選択”をした時点で人生は動き出す
- MOSや簿記など、短期間・実務直結の資格から始めるのがおすすめ
- 「資格を使う覚悟」があれば、どん底からでも立て直せる
資格を通じて、私は「もう一度やり直せる」という実感を手に入れました。
もしこの記事が、同じように悩む誰かの背中を少しでも押せたら嬉しいです。