もうすぐ車検なのですが、「車検費用をどうするか?」というのは悩みの種なんです。
ブラックは明けたとは言え、まだまだローンは通りにくい状況ですから。
「わかっていることなんだから貯金すれば」と言われるのはわかっているのですが、貯金するまでの生活のゆとりがまだ無いのも確かです。
それに、本当に計画したかのように、多少収入にゆとりがある月に限って突発的な出費があるものです。
先月は、珍しく余裕があったのですが、身内の不幸があり、なにかと出費も多かったので、結局ほとんど残りませんでした。
まあ、アルバイトを増やすなどして、なんとかやり繰りするしか無いの頑張ります。
こんな時に「車検ローンが組めるといいのに」と思ってしまうのですが、中途半端にお金を借りられてしまうと、そこから多重債務への道まっしぐら、なんていう方も居るんですね。
簡単にお金が借りられる世の中だからこその「落とし穴」と言えるでしょう。
ある体験談から。
車検費用が工面できなかったAさん。
支払日をうっかり忘れるというミスで、カードローンを何回か滞納していたのが悪かったのか、車検ローンを申し込んでも却下されてしまいました。
結局、消費者金融で5万、別のカードローンで10万の借り入れをして、なんとか用意できたということです。
収入的には、このくらいの借り入れをしても生活費に支障が出ることは無く、十分返せるはずだったのです。
Aさんは、上場企業のサラリーマンで勤続年数も10年だし、お給料もそこそこもらっていましたから。
車検費用が用意できなかったのも、友人の結婚式出席が重なったのと海外出張で思わぬ出費があったため。
だから、本当なら消費者金融で借りることも無かったくらいなんです。
それを「手軽だから」という理由で借りてしまったところが、すでに心の隙があったのかもしれません。
スポンサーリンク
属性が良かったせいか、月々の支払いをきちんと行っていたせいか、ほどなく、2つのカードローン会社から増資の通知が来たそうです。
それぞれ30万円と50万円という異例のスピードでの増資に、「使うつもりは無かった」のに、ついつい欲しくて我慢していたものを購入するようになったとか。
ちょっと高額が物が手に入ると、次々に欲しくなってしまうというのはよくありますよね。
Aさんも、月々の支払いを気にしつつも、「どうせ買うなら安物よりも高級なものを買った方が、結局長持ちするから」なんて言い訳をしながら、すっかり高級志向に。
確かに、良いものを買ったほうが長い目で見るとお得なこともあるのですが、お金を借りてまで購入するのはNGですよね。
「お前が言うな」と突っ込まれそうですが・・・
で、結局は、限度額いっぱいまで使ってしまい、月々の支払いにも困窮する始末。
どうしようもなく、借金を返すために、また一社、さらに一社と借り入れが増えてしまった、ということ。
こうなると、正真正銘の多重債務者ですから。
この方は、最終的には「おまとめローン」が借りられて、月々の支払金額を見直して、なんとか返済のメドが立ったということですが、こういったパターンで最悪自己破産にまで追い込まれる方も居るわけです。
すぐにお金が借りられるのは便利ですが、よく考えて利用しないととんでもないことになる、という警告ですね。