クレジットカードも借金です!
私は、キャッシングは利用したこともないし、使っているカードは、クレジットカードだけだから借金とは無縁と思っていませんか?
実は、クレジットカードを利用している人も借金をしているのです。
普通、クレジットカードで商品を買うのは、単純に支払いを後に伸ばしているだけで、購入時やどこかのタイミングで支払いをしなければなりません。
この辺は世間的にも知られているのですが、クレジットカード会社が代わりに代金を支払ってくれている、ということ。
経理的な用語に直すと、買掛(ツケで買う)ということであり、立派な負債(借金)と言えるでしょう。
支払い日にご購入金額が銀行口座から引き落とされている場合は、もちろん利息はかかりません。
だから、借金をしてまで商品を買っているという感覚が無いんですよね。
頭では、「代金はクレジットカード会社が払っているのだから、厳密に言うと借金なんだよね。」と思っていても、「このカードで」と言えば、商品そのままの金額で引き落とされるので、「便利なカード」くらいに思ってしまいます。
逆に、「後払いできて、しかもポイントまで貯まるからお得!」とまで考えることも。
この「ポイントが貯まるからクレジットカードを利用する」という考え方は間違ってなくて、うまく利用すれば、現金で支払うよりも、かなりお得に商品を手に入れることが可能なんです。
だから、「クレジットカードの本質を理解しながら、計画的に利用する」ということであれば、むしろ賢い利用法になるのですが・・・
こんな使い方は要注意!
怖いのは銀行口座にカードの支払いに必要なお金が無い時です。
支払日に、引き落とせなかったらどうなってしまうのでしょうか?
引き落としできなかった分をカード会社が負担することになるのですが、商品の代金✕年利14.6%の金利で、あなたに請求が来ることになります。
クレジットカードの利用=>商品の購入=>言い換えれば借金と同じなので、当然の請求なんです。
きちんと返済していれば全く問題ないのですが、カード会社から「返済できない=延滞金が発生する」と督促されることに。
勘違いしないでほしいのは、手元に現金が無いのでクレジットカードで買い物をすることが悪いのでは無い、ということ。
「クレジットカードでの買い物は借金である」という認識がまったく無い状態で利用していると、借金に対しても安易に考えてしまうので注意が必要なのです。
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「クレジットカードなんて、みんなが使っているのに大げさな」と思うでしょう?
だけど、こんな統計が出ていることも確かなんです。
クレジットカードのリボ払いが借金の入口?
それは、消費者金融で借入をしている人の中でも、3割以上の人が「クレジットカードの分割払いがきっかけ」と言っているという事実。
特に、「リボ払い」を選択すると、何十万円もするような商品が、月々数千円で買えてしまうことが、問題のようです。
クレジットカードで買い物をしすぎて支払いができなくなってしまったために、消費者金融からの借り入れを余儀なくされている人も少なくないんですよね。
ちょっと極論にも聞こえますが、クレジットカードの購入が借金、もっと言えば多重債務のはじまりになっている、ということです。
今の時代、クレジットカードを利用しない人はほとんどいないのではないでしょうか?
裏を返せば、ほとんどの人が借金をしている時代に生きているということです。
その結果、日本には1500万人もの消費者金融利用経験者が居るとと言われています。
ただ、先程も書いたように、「自分がいくら借金をしていて、月々の返済額が何円で、支払総額がいくらになる」ということが、きっちりと頭に入っていれば、問題ありません。
消費者金融からの借り入れでさえ、無利息サービスを利用して賢く利用すれば、怖くは無いのですから。
何事も、「使う人のさじ加減」ということになりますね。
要するに、何事も「使い方次第」ということになりますよね。