ソシャゲで借金地獄に。自己破産したい!
「スマートフォンでゲームをしているのですが、強くなりたくて課金しすぎてしまい、払えなくなって消費者金融からお金を借りて課金してしまいました。現在200万円にまで借金が膨れ上がってしまい、もうどうしようもありません。自己破産すると何か問題がありますか? 」
という質問を見つけました。
ゲームをしない人にとっては「なんでゲームごときにこんなにお金を使うの?信じられない!」となるのでしょうが、最近は、若者だけでなく、40代以上の方でもゲーム破産が増えている、ということ。
そもそも、どうして課金をしてしまうのか?また、そこまでハマってしまう理由は何か?について調べてみました。
ソシャゲとは、ソーシャルゲームの略で、SNSの要素を持ったオンラインゲームをこう呼びます。
スマートフォンなどを使って、無料で気軽に遊ぶことができますが、多くの場合、課金要素があります。
例えば、500円を払えば、無課金では1時間かかる処理が10秒で完了するというものです。
最初は、会社の行き帰りの電車の中で、ただゲームを楽しんでいたのが、続けているうちに、次のステージになかなか到達できないのがもどかしくなり、課金をしてしまう、というケースが多いようです。
確かに、無料のゲームでも十分楽しめるけど、「その先はどうなるの?」という気持ちが強くなり、「課金をすればすぐに見られる」という欲求に勝てなくなるのです。
どうして課金を繰り返してしまうのか?
しかも、課金する金額は、最初は数百円ですから、「このくらいは大丈夫」と思うでしょう?
まあ、そこが相手の思うつぼなんですけど。
また、それ自体が社会問題化している「ガチャ」も、ソーシャルゲームならではのものです。
ガチャは、1回500円でキャラクターやアイテムが手に入る有料くじです。
何が手に入るかはランダムに決まりますが、価値のあるアイテムほど手に入る確率は低くなります。
欲しいものが手に入るまでクジを引くことで人生を狂わせるユーザーもいて、コミュニティでは彼らの無茶な課金状況をを表す「廃課金」という言葉までできているのです。
特に、今の社会は我慢を強いられることも多く、職場でのストレスも相当なものなのに発散できる場所もあまり無いので、ゲームにハマってしまう人が増えているのもうなづけます。
「ほどほどに」という程度に留めておけば良いのでしょうが、深みにはまりやすい人も増えているのかもしれません。
ゲーム課金で作った借金は自己破産できない?
冒頭の「ゲーム課金で作った借金を自己破産できますか?」の答えですが、ゲーム課金もギャンブルとみなされるので、自己破産できないと言われています。
ただ、破産手続きに真摯に協力すれば、裁量免責という形で免責される可能性が高いですし、何らかの事情で裁量免責が認められにくい場合でも、任意整理や個人再生を利用することもできます。
なので、「借金を抱えて、もうどうしようも無くなった」という場合には、まずは専門家に相談する方が良いでしょう。
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前にも書きましたが、親戚にパチンコ依存症で借金をした人がいますが、やはり簡単にはやめられません。
そこで、パチンコ依存症の人が集まってみんなで治そうという任意のサークルに入ったのです。
一人では難しいこともありますが、同じ境遇の人が集まれば頑張れますよね。
その結果、数年間はパチンコ店から離れていましたが…。
その後、夫婦間でトラブルがあり、そのストレスからまたパチンコにのめり込むようになったようです。
「やめたい」と思ってもやめられないのは、ゲーム依存症も他の依存症全般に言えることですが、本人にとっては非常に苦しいことです。
パチンコやゲーム、またはギャンブルは、重病になるとなかなか治らないので、性格を変えないと治らないと思ってしまうのかもしれません。
アルコール依存症と同じで、頭で理解していても「体が勝手に動く」のです。
それでも、少しずつ生活習慣や考え方を変えていくようにすれば、完治する人もたくさんいます。
借金も性格的なものもありますが、気持ちの持ち方や経済的にどこかに依存しているという考え方を変えれば、そこから抜け出すことができますので、一緒に頑張りましょう。