債務整理したら国民健康保険料の滞納請求がどっと来た!

債務整理体験談

JUGEMテーマ:借金返済
債務整理後の生活で、最もきついのが、滞納していた税金の支払いです。

 

特に、自営業やアルバイト・パートなど社会保険に加入していない場合、国民健康保険料の支払いが大きくのしかかってくるのです。
とにかく、収入に対して支払う金額が高い!
国民健康保険料って、各自治体によって違いますので、当然安いところも高いところもあるのですが、一番安いところでもそんなに楽ではないんだろうなと思います。
だけど、税金はどんなことがあっても支払わなきゃいけないことになってます。
多重債務であろうが、債務整理をしようが、それが自己破産だったとしても。
前にも書きましたが、多重債務から債務整理をする期間というのは、生活が破綻しています。
もう食べる物もあまり無いような生活。
公共料金も支払えず、電気・ガス・水道も止められる寸前、なんていう方も珍しくないでしょう。

私もそんな感じでしたから、税金も滞納しがちで、一番高いと思われる国民健康保険料は特に支払いたくても支払えない状態でした。
よく「引っ越ししたら、以前住んでたところの税金滞納分は支払わなくてよくなるよ」なんていう方がいます。
本当にそうでしょうか?
調べてみたら、たまーにそんな経験をされている方もいらっしゃるようですが、たいていは、新しい引越し先に滞納分の催告書が送られて、延滞金も含めるとものすごい金額の請求書が入っているのです。
つまり、どこに引っ越しても逃れられないということ。
健康保険証については、各自治体で個別に対応することになっていますので、新しい引越し先では、通常の健康保険証が発行されることになります。
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普通、健康保険料を長年滞納していると、最初は短期保険証が発行されます。
要するに、1ヶ月有効の保険証を渡されて、切れたらまた取りにに来てくださいというもの。
結局、分納手続きをしている人がほとんどなので、1ヶ月分保険料(実際にはもともとの保険料よりかなり安い金額)を支払えば保険証も出しますよ、ということなんです。
一見厳しいようにも思えますが、そうでもしないと、度々市役所に足を運ぶことなんてないですから、仕方のない事かもしれません。
それよりも、「少ない金額で、今まで通りに保険証を発行してくれるのだからありがたい」と思わなければいけないですよね。
国民健康保険料の滞納がもっと長くなって、なんの音沙汰もないとなると、健康保険証の代わりに資格証明書というものが発行されるのです。
こうなると厄介ですよ。
お医者さんにかかる時に、この証明書を提出すると、その場では医療費10割全額負担を要求されます。

 

国保を滞納すると、医療費全額負担になることも
あとで7割返還されることになるのですが、この中から滞納分の金額が少しづつ差し引かれるので、実質返ってこないこともあり得るというもの。
だから、ここまでの処分をされないためにも、支払う意志はあるけれども、すぐに滞納分全額は支払えない旨を市役所に誠心誠意伝えることが大切です。
追記:「税金を滞納しても信用情報に載るの?」と心配される方もいらっしゃいます。

 

通常、税金や家賃、公共料金の支払いを滞納しても、個人情報を傷つけることはありません。

 

信用情報は、あくまでもクレジットカードやローン、分割払いに関しての記録を残すためのものなので、それ以外の支払いについては登録されないのです。

 

とは言え、税金を長期間滞納していて、度重なる督促も放置していれば、いずれは銀行口座や不動産などの差し押さえを受けるでしょう。

 

銀行口座の差し押さえを受けると、クレジットカードなどの支払いにも支障が出ますから、信用情報に傷が付くこともあります。

 

まあ、「知らないうちに差し押さえられて」ということは考えられないのですが、「督促状や催告書が来てるけど、今は払えないから放置していたら、ある日突然差し押さえが」ということはあり得ますよね。

 

信用情報云々もそうですが、銀行口座を差し押さえられるって、自分が悪いとは言え、相当ショックなことでしょう。

 

そうならないためにも、督促状が来た時点で(もっと早いに越したことはないですが)、役所に出向いて、滞納分の分割払いができないか?相談に行くことが大切です。

 

今の経済状況を包み隠さず伝えれば、分割に応じてくれたり、一定の猶予期間を設けてもらうことも可能ですから。