生活が苦しくて自動車税が払えない?
自動車税の納付書が送られてくる頃ですが、「もともと生活が苦しいのに、自動車税まで払えないんだよ。」という声も聞こえてきます。
多重債務時代もそうですが、債務整理後の生活が苦しい時には、この自動車税もなかなか手ごわいものです。
何しろ、仕事で車を使うのでどうしても必要なのですが、お金が無いので仕方なくかなり古い車に乗っているわけです。
そうすると、必然的にエコカーとは桁違いの自動車税がかかるんですよね。
まあ、桁違いは言い過ぎですが・・・
言わせてもらえば、古い車の割には燃費は良く、整備は怠っていないので、そんなに環境は汚していないと思うのですが、決まりだから仕方がないこと。
車検費用に比べればまだ安いのですが、この時期、出費も多い時なので、毎年頭を悩ませるのです。
当然滞納してしまうこともありましたが、督促状が来て、期限ギリギリのところで支払うことも。
周りを見てみても、市民県民税やその他国民健康保険料などの税金に較べて、自動車税は後回しという方も多いんですよね。
中には、「車検を受けるまでに支払えば良いんじゃないの?」なんてのんびりしている人も。
自動車税の支払いを放置しているとどうなる?
そこで、「自動車税を支払わないで放置しておくとどうなるのか?」を調べてみました。
「ある日突然わが家の車庫にある車が、差し押さえられ動かせなくなりました」という体験談を発見!
この方、特にお金に困っているということではなく、忙しくて自動車税の支払いを放置していたらしいんです。
そしたら・・・
朝、出勤するのに車に乗ろうと思ったら、パリッとしたスーツを着た男性が立っていたそうです。
「最近は車泥棒もスーツ姿?」なんて身構えたら、なんとその男性が自分の名前を知っていたのです。
「◯◯さんですか?」と。
「何で、おれの名前を知ってるんだよ」と半ばパニックになった頭に入ってきた言葉が「差し押さえの強制執行を担当しております◯◯です。自動車税を滞納されていますね。」でした。
ますますパニックになりぼーっとしていると、執行官を名乗る男性は身分証明書を見せ、書類を手にテキパキ行動に移りました。
「これから車を差し押さえさせていただきます。」と、言葉は丁寧ですが、することは大胆不敵。
もうひとりの執行官と二人がかりで、タイヤにおもりをつけて動かないようにし、車体にテープを貼り付け「差し押さえ物件」と書かれたタグを貼り付けるまでに、そんなに時間はかかりませんでした。
まあ、相手は仕事だし、支払わないこちらが悪いのだけど・・・
あれよあれよという間に、自宅の庭で動かなくなった車が、「差し押さえ」の札を貼られて、若干恥ずかしがっているようにも見えましたよ。
いや、恥ずかしいのはこちらの方で、ご近所に札を見られたら一巻の終わり、という。
というか、これから会社に行くのにどうしよう?上司になんて説明すればいいんだ?
と、2度目のパニックに襲われていると「では、保管場所が見つかったら車を移動させますので、それまでは絶対に動かさないでください。動かしたり札を取ったりすると、罰せられますよ」
ととどめの言葉を残して、執行官は立ち去っていきました。
と、体験談はここまでです。
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車を差し押さえられたら、もう戻ってこない?
差し押さえられた車は、後日競売にかけられますから、自分の元に戻ってくることは無いんですよね。
それと、保管場所がある場合にはすぐに車を持っていかれることもあるそうです。
怖い話ですが、こうなってからでは遅いのです。
差し押さえされる前に、なんらかの督促状や催告書などは来ていたと思うのですが、この方のように「すっかり忘れていて」というケースはともかく、多重債務でどうしても支払えない、なんていう時には放置してしまいがちです。
なんて、自分にとっても決して他人事ではないので、自戒を込めて書いているところがあるんですよ。
他の税金もそうですが、なんとかやり繰りして期限内に支払おうと努力しているという、情けない状態。
それに、うちのボロ車では、競売にかけられてもほとんど値段が付かないだろうけど、その場合は、「値段が付きませんでした」と言われ、滞納分の料金と共に現金で請求されるのでしょうか?
そうなったらなったで、いろんな意味で悲しいですけどね。