「自己破産したらもう終わり」
「絶対に普通の生活には戻れなくなる」
なんていう話はよく聞きますよね。
まあ、今の世の中、破産したからって、「この世の終わり」と思っている人は少ないと思いますが、それでも「破産したら普通の生活はできない」と思っている人は多いでしょう。
確かに、破産するとかなりの制約があります。
ローンを組めなくなるとかは、他の債務整理をしても同じですが、官報に載りますから、最悪周りの人にバレる場合も。
それも一時的なものですし、官報を一般の方が目にする機会も少ないでしょう。
それと、20万円以上の価値のある財産はすべて没収されます。
とは言え、破産する位の方が、20万円以上する品物って、車以外はあまり持っていないんじゃないかな、と思うんですよ。
ブログなんかで破産した人の日記を見ても、心の葛藤はあるものの結構普通の生活をしているみたいですから、人それぞれで債務整理後の心がけ次第なのかもしれません。
「借金を踏み倒した」と言われればそれまでですが、もう何百万も普通の収入で借金を抱えていること自体異常ですから、早く決着を付けた方がいいんですよね。
だけど、いざ「債務整理をする」となると気が重いものです。
特に年配の方だと、なかなか新しいことにチャレンジする気持ちも遠のきますから、「自転車操業だけどなんとか回ってる」ということになれば、ズルズルと借金生活を続けてしまうことに。
でも、「借金がゼロになった日」を想像すると、勇気も出てくるというもの。
多重債務の人の中には、もう30年以上も月々10万も返しているのに、利息のみで元金はそのままというケースもあるようです。
こうなると生き地獄ですから。
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債務整理するという選択肢がなかなか選べないなら、まずは、「傷口に塩を塗る」ようですが、今ある借金の金額と、いつどこでどういう理由で借りたのか?書き出してみるのです。
そうすると、意外と、「この借金はしなくても良かったのでは?」というものも見えてくるはず。
と同時に、月々の出費を見直してみると、借金返済の糸口になることがわかることもあります。
その時点で、おまとめローンなど利用してなんとか返せないか?検討することも必要ですよね。
私も、もう少し早く見直していたら、任意整理をしなくては済んだのかもしれません。
ただ、もう過ぎたことは悔やんでも仕方がないので、反省はしてもくよくよ悩むのはよくありません。
次に進むのが一番ですね。
そして、借金の金額がすでに膨れ上がっていて、どうしようも無い状態になっていたら?
債務整理を考える時期でしょう。
よく「借金金額がどれくらいになったら債務整理を考えた方が良いですか?」と質問している方がいらっしゃいますが、その方の収入や仕事、その時に置かれている状況によって違うと思います。
100万円でも返済不能の方も居れば、1億円でも返せる人だっているのです。
一般的には、数百万円までに借金が膨れ上がったら、もう返せないと判断する方が良いと言われていますね。