生活保護を受ける世帯が増えている?
多重債務者や自己破産者が増えて、生活保護を受ける方の世帯も増加しているということです。
(統計的には、微妙に増減しているらしいですが・・・)
今、これだけ不況で度重なる自然災害や感染症などで損害を受けている方も多いことを考えると、今後もっともっと増える傾向にあるでしょう。
そうなると、「最後の手段」とも考えられる生活保護さえ、受けられなくなる状況も考えられます。
事実、最近は生活保護の申請者が増えているため、断られるケースもかなりあるということです。
となると、公的資金の貸付である「生活福祉資金」という方法があるのですが、「貸付」ということで、「返済」が義務付けられているにも関わらず、「コゲツキ」を起こすケースが増えているため、貸付を中止している自治体もあるんですね。
多重債務者や自己破産などの債務整理者は、これからもっと窮地に立たされそうです。
ろうきんは弱者の味方なの?
ただ、こういった窮地に立たされている人を救う取り組みをしている金融業者もあります。
全国労働金庫協会、略して「労金」が多重債務者に向けて、無料相談窓口を用意してくれているのです。
各店舗で独自の取り組みをしているところもあり、おまとめローンのようなサービスを展開している支店もあるということ。
他の銀行や消費者金融など、あちこちで高金利で借りている借金があれば、まとめられないか?を提案してくれるのです。
金利も非常に安いですし、最初に相談に乗ってくれた後貸付可能か審査がある、ということなので、その点でも安心ですよね。
残念ながら、労働組合や生活協同組合の会員になっていないと利用できないのですが・・・
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もともと労金は非営利の団体なので、多重債務者を無くすことに積極的な活動をされていることで知られています。
他の民間金融業者でも同じようなサービスがあれば、と思わずにいられません。
労金に口座があれば、まずは相談してみること
労金に口座がある方や、労金で取引をされている方なら相談に乗ってくれるとのことですので、利用されてはいかがでしょうか?
消費者金融などの高い利息で借入れをしている場合、自社の低金利ローンに「まとめる」ということも可能なので、他で「おまとめローン」を断られた、なんていう場合でも、条件さえ合えば借りられるかもしれません。
多重債務者や自己破産者にとっては、「融資してくれる可能性がある」ということだけでもありがたいですよね。
もうどこからも借りられない状態で、それでもどこか貸してくれるところはないかと、「ブラックでも借りられる消費者金融」とか「審査が甘く自己破産者でも貸してくれる金融業者」を探し回る日々ですから。
公的資金に関してもこういった取り組みがあれば良いのですが、組合員に限られているからこそできるのかもしれません。
あっ、そう言えば、生協の宅配サービスを頼んでいる時に、コープローンという、生協と労金が提携して行っている融資制度を紹介されました。
多重債務の相談ができるかどうかはわかりませんが、生協の組合員なら、安い金利でローンを提供してくれるので、選択肢のひとつに入れると良いと思いますよ。
生活福祉資金でも、似たような相談はできるのですが、どうしても受けたい人が多すぎて対応出来ないこともあると思います。
「多重債務者でも融資OK」と大々的に広告を出しているところは見かけますが、本当に頼れる金融業者は別だと言うことですね。
それでも、ひとりで借金をかかえてもんもんとしているのなら、思い切って役所などで開かれている借金無料相談会に参加してみてはいかがですか?
私の場合は、最初の一歩がこの無料相談会に行ったことで、その後はかなり気分が楽になった記憶があります。