借金を抱えていても子供の将来は気にかかる
借金というのは、心も体もボロボロにしてしまいます。
最初は「このくらいすぐに返せるから」と思い借りたお金が、一度返せなくなってしまうと、借金がどんどんどんどん増え続けていくのです。
まるで、菌が増殖するみたいに。
突然ごめんなさい。
その時の気持ちを思い出したら、思いっきりネガティブになってしまいました。
また、子供の将来のことを考えると、余計憂鬱になってしまいます。
子どもを持つ親は、「しっかりとクラスに溶け込んで勉強できているかしら?」という一抹の不安は抱えながらも、子どもの成長に目を細め、しっかりと学費を用意するものです。
だけど、多重債務になると、そんなことすらできなくて、子どもにも悲しい思いをさせるのです。
親が借金まみれになるということは、子どもに影響がないわけありません。
小さな子どもでさえ、「うちはお金がないんだ」ということを察知して、学校で必要なものでさえ「買って」と言わなくなってしまい、欲しい物も我慢するようになります。
例えば、授業参観に行ったら、黒板に張り出されていた「忘れ物をした人」のコーナーに子どもの名前が何度も書いてあったので、問いただすと「買ってと言えなかった」ということ。
なんでも、必要になった副教材のお知らせは、「どうせ買ってもらえないから」と捨ててしまい、学校では「忘れた」で通していたんだそうです。
その話を聞いた時には、本当に胸が苦しくなりましたよ。
家庭内がいつもピリピリしていますから、ものすごく萎縮した子どもになってしまっていたのでしょう。
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親が債務整理すると子どもにも影響が出る?
それでも、債務整理を決心してからは、少しづつですが、元に戻った気がします。
ただ、債務整理をして特に自己破産なんかだと、「ブラックになると、子どもや親、兄弟に影響は出るのか?」ということが一番気がかりになります。
以前にも書いたことがあると思いますが、原則家族に影響が出ることはありません。
というのは、ブラックリストに載るというのは、あくまでも個人の問題であって、世帯単位の問題にはならないからです。
「個人信用情報」は同じ家族であっても、ひとりひとり個別ですので、親がブラックであっても子どもまでブラック扱いされることはないのです。
ただし、未成年の場合や無職などで収入のない場合には、親の信用情報が調べられますので、クレジットカードなどに申し込みをしても、断られます。
これは仕方のない事ですよね。
でも、例えアルバイトでも自分の収入があれば、まず大丈夫ということ。
現に、知り合いの息子さんは、親が自己破産していても、なんら問題なくクレジットカードを取得することができたそうです。
今は、たとえ学生であっても、作れるクレジットカードもあるので、親を反面教師にして、賢く利用してもらいたいものです。
親がブラックでも子どもはクレジットカードが作れることが多い
学生でも持てるクレジットカードについて調べてみました。
「学生が申し込めるクレジットカードは以下の通りです。
学生であっても、現在のクレジットカード社会では、1枚のカードで快適な生活を送ることができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
○三井住友VISAデビュープラスカード
学生や新社会人向けの年会費無料のクレジットカードです。
ポイントの還元率はあまり高くありませんが、三井住友ブランドは魅力的です。
多くの学生にとって、クレジットカードを持つのは初めてなので、三井住友カードは最適な選択です。
○学生専用ライフカード
留学志向で、海外に行きたいという学生が増えてきています。
学生限定の海外利用のキャッシュバックサービスや海外旅行傷害保険など、きめ細やかなサービスが付いているので、海外に行きたいという人には最適です。
○楽天カード
テレビCMや様々な広告で知名度が上がっている楽天カード。
楽天系列でのポイント還元率が高いので、楽天グループをよく利用する方におすすめのカードです。
○エポスカード
大手百貨店の丸井グループが発行しているクレジットカードです。
全国約7,000店舗で割引や優待を受けることができます。
エポスカードの最大の魅力は、最短での発行が可能なことです。
クレジットカードは欲しいと思ったらすぐに手に入れたいと思うのが人間の心理ですから、この最短発行はとても魅力的です。
○ビュー・スイカカード
株式会社ビューカードが発行するSuica機能付きのクレジットカードです。
学生の方であれば、電車で通学することもあると思いますので、そんな方におすすめのSuica付きカードです。
こうしてみると、それぞれのカードには特徴がありますので、自分のライフスタイルに合わせて1枚でも2枚でも選んでいただければと思います。」
と、ちょっと探しただけでもこんなにあるんですね。
子どもは、親が頼れないと思うほうが、結構たくましく生きていけるものです。
債務整理をすることは、決して誇れることではありませんが、家族への影響を考えるあまりに、借金を重ねたり、多重債務生活から抜け出せなくなるのが一番危険だとも言えます。
「一からやり直す」気持ちで、借金を整理することを考えてみましょう。
逆に、10代の子どもが親に隠れて借金をしていて、ブラックになった場合はどうでしょう?
18歳で成人となったことで、クレジットカードやローン、キャッシングの契約が、親の承諾なしで結べるようになったことで、トラブルも増えているんですよね。
質問に答える形で、こんな記事がありました。
“子どもがブラックリスト入りしたという事態に直面した親は、困惑と心配に包まれるでしょう。
しかし、このような状況に陥った場合でも、親は冷静さを保ち、適切な対応をすることが重要です。
まず、親は子どもと真摯に向き合い、話し合いの場を設けるべきです。
子どもがなぜブラックリスト入りしたのか、どのような行動が原因であったのかを理解することが必要です。
その上で、親は子どもに対して厳しさと理解を持ちながら、問題解決に向けた具体的なアクションプランを立てるべきなのです。
また、親は子どもを一人ではなく、専門家や学校と連携することも大切です。
教育カウンセラーや心理学者などの専門家のアドバイスやサポートを受けることで、問題の根本原因を明らかにし、適切な対策を取ることができますので。
さらに、学校側とのコミュニケーションを密にし、子どもの学業や社会的な関わりにおいても支援を受けることが重要です。
そして、親は子どもに対して常にサポートと愛情を示すこと。
ブラックリスト入りは子どもにとって心理的な負担や自己評価の低下をもたらす可能性があります。
親は子どもを非難するのではなく、むしろ共感し、受け入れる姿勢を持つべきです。
子どもが失敗から学び成長する機会を与えることで、再び前進する力を養うことができます。
親が子どものブラックリスト入りに適切に対応することで、子どもは自己改善の機会を得ることができます。
親の支えと指導があれば、子どもは困難な状況から抜け出し、将来の成功に向かって歩み続けることができるでしょう。”
ということでした。
確かに、安易に消費者金融などと契約できることは、親にとっても脅威です。
特に、自分がブラックになってしまった場合、「おまえもか」と絶望的になってしまいますが、そんな時こそ、冷静になって対処したいですよね。