借金、多重債務・・・と一般的に考えられているように、渦中に居る人の精神的ストレスは大きいです。
とは言え、自分自身で引き起こしたことには変わりないのですから、なるべく冷静になるように普段から心がけましょう。
私自身、あまりにも借金の額が多くなると、「もうだめだー」とか「どうにでもなれ」と自暴自棄になってしまった時期もありました。
あまりにも、自分の収入と支出の差が激しいと、もう計算もできなくなってしまうのです。
最初から、ちゃんと計算していればこんなことにはならなかったので自業自得なのですが、一度負のループにおちいってしまうと、抜け出るのは難しいこと。
その上収入が激減したら、今までの生活をさらに落としたとしても、その範囲内で暮らしていくのは困難でしょう。
知ってます?
生活のランクを上げるのは簡単でも、落とすのは非常に難しいことを。
極端な話だと、年収800万円くらいの世帯でも貯金ゼロのところが増えているとか。
収入が多いと、それだけ見栄を張る部分もあるからかな?庶民にはわかりませんが。
庶民の例で言えば、食費を月に7万円くらい使っている世帯が5万円にするというのは、計算上はできても実際には相当な努力が必要だと思います。
まあ、その努力が足りないからこうなってしまった、とも言えるんですけどね。
それが、多重債務になると、食費なんてほとんど2,3万円、いやそれ以下でなんとかしなきゃいけないのですから、どこかにしわ寄せが来るのは当然のこと。
だから、最後には、ほとんど計算らしい計算をしなくなり、「今ある現金」でいろいろと必需品を買ってしまい、数日後にはなにもお金がない状態になってしまいます。
子どもが居れば、食費以外にも学校でかかるお金などもありますし、病気になればお金はかかります。
何度も書いていますが、どん底の時に限って、何か突発的なトラブルに見舞われるものなのです。
今思い出しただけでも、多重債務時代に起こった出来事として、大雪被害、家人の手術、両親が倒れる、子どもの病気、知人の金銭トラブル、突然の失業、仕事に使っていた車が壊れるなどなど。
「これでもか」というくらい、いろいろなことが起こりました。
と、同時に家賃や公共料金、借りたお金の返済などの通知が山のように来ます。
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そうなると、もうパニック。
犯罪に走ってもおかしくない位、神経がやられてしまいます。
実際にそこまで行く人は少ないでしょうが、精神を病んでしまうと、うつ病などにかかることも考えられますので、いずれにしても良い事はなにもないですね。
だから、日頃から、本当に最小限のお金で生活できるワザを身に付けておくことが大事です。
節約以上の節約かな?
生活ランクを引き下げるのは容易ではないけれど、一度定着してしまうと、続けるのはそんなに大変なことではありません。
それと、心を強く持つこと。
ご家族のためにも。
と偉そうなことばかり言っていますが、心が強くないばかりに、何度もパニックを起こした立場から今思い返せば、「たまには気を抜くこと」というのも大切です。
お金のことも抱えているトラブルも「大したことはない」と思い、「なるようになる」と腹をくくってしまうのも、ひとつの方法と言えるでしょう。
面白いことに、そう思っただけで、少しづつ良い方向に行くことも多いんですよ。