借金とうつ病には深い関係がある
借金とうつ病って、深い関係があるんですよね。
私もうつ病になりかけたことがありますが、きっかけは多重債務におちいったことでした。
ただ、それ以前にも、心配性と言うか、どうしても悪い方に物事を考えてしまう性分だったので、負のスパイラルにおちいるとなかなか自力で立ち直れないタイプでした。
ではどうやって抜け出せたのか?
単純ですが、最初は「借金を減らすこと」から始めたんです。
どうにかしてお金を作れないか?ということ。
と言っても、うつ病になりかけていたくらいですから、どうにもやる気がわかなくて、「お金が無いなら借りるしか無い」なんていう気持ちも大きかったです。
国民健康保険料も滞納していましたから、お医者さんにもかかれずに、暗い毎日を送っていました。
ただ「なんとかしなくちゃいけない」という強迫観念だけは持ち続けながら・・・
それがいけなかったのでしょうね。
あるテレビ番組を見て考えが変わった!
ある日、なにげなくテレビを見ていたら、私よりももっと悲惨な状況に置かれている女性が、それでも笑って生きていたんです。
それを見て、「とにかく笑ってみる」という努力をした結果、小さな「ラッキーなこと」が起こり始め、気分が良い時に始めていたオークションでも、ちょいちょい出品物が思っていたよりも高く売れるようになり、と相乗効果を生むようになりました。
実際に、借金金額も減っていたんですけど。
まあ、そのままトントン拍子にうまく行くほど世の中甘くないので、その後また悪くなることもあって、結局は任意整理という方法を取ったのですが。
それでも、「一度は自分で気持ちを上向きにできた」ということと、「気持ちさえアップすれば、良いことが起こるんだ」という小さな成功体験があったからこそ、この最大の危機を脱出できたと思うんですよ。
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借金まみれでうつ病になった時の対処法は?
「借金苦でうつ病になった時の対処法」という精神科医のコラムを読みましたが、やはりまずは「精神科か心療内科を受診しましょう」ということでした。
借金を抱えていると、私のように「お医者さんにもかかれない」という人も多いでしょうが、専門家に診てもらうのが一番だと思います。
話を聞いてもらうだけでも違いますから。
とは言え、借金苦という悩みは、たとえお医者さんにでも言いづらいもの。
だとしたら、「家族や信頼できる友人相談する」という方法もあります。
逆に、借金というお金がらみの話って、「身内や親しい人だからこそ言いたくない」ということもあるでしょう。
そういう場合には、思い切って借金の専門家に話を聞いてもらう、ということもできます。
各市町村で開いている「借金無料相談会」のようなものや、弁護士や司法書士が話を聞いてくれる「無料相談会」もありますから、とにかく、ひとりで悩まないというのが、解決の糸口になるのです。
なんて、法律事務所の宣伝文句のようですが・・・
借金苦でうつ病になる人って、もともとは責任感が強く真面目でコツコツ頑張るタイプであることが多いので、「とにかく借金をなんとかしなければ」と思えば思うほど、自分が許せなくて苦しくなるんですよね。
だから、現実逃避ではないですが、「これをしていれば何もかも忘れられる」ということに、一時没頭しているという方法も。
なかなか新しいことにチャレンジする気にはなれないでしょうから、お芝居を観るとかお笑いを楽しむなど、心の底から楽しめることを優先させるのが一番です。
「そんな余裕はとても無い」という当時の私のような場合は、「とにかく笑ってみる」だけでも、大分周りの景色が違ってくると思いますよ。