GWが終わったら、「さあ、これから勉強に本腰を入れるぞ!」という、新入生も多いことでしょう。
今年の春、念願の大学生になった方も、まだまだ学生生活に慣れないかもしれませんね。
ともかく、受験を突破した後は勉強に勤しむしか無いのですが、学生生活もエンジョイしたい。
だけど、先立つものがないという学生さんもいらっしゃるかな?
親の立場から考えると、「子どもの教育費が出せなくて、進学を諦めた」なんていうことにならないように、一生懸命頑張るわけです。
それでも足りない、あるいは私のように債務整理をせざるを得なくなり、教育費を捻出できないこともあるでしょう。
「そんなことは、子どもが生まれたときからわかっているんだから、貯めるでしょ」というのは、ごもっともなんですが、多重債務におちいってしまうと、正直子どもの学資保険でさえ、借り入れに回ってしまうこともあるんです。
情けない話ですが。
かなり前の出来事ですが、山口県の私立高校数校で、授業料を滞納した生徒に卒業証書を渡さないという手段に出た、というニュースがありました。
再三授業料納入を促したにもかかわらず、「払えない」の一点張りだったので、仕方なくした措置だということなんですね。
学校側の気持ちもわかるのですが、今は、高校の授業料が払えない家庭は、多分、皆が考えている以上に増えているでしょう。
これも、払わないというより、払いたくても払えないというのが本当のところだとは思います。
しかも私立ということは、入学時にはそれなりに余裕のある生活をされていたのに、突然会社が倒産の危機に直面した、とか最悪自己破産されたとか。
学校側としては仕方がないのでしょうが、卒業証書を渡さないというのは、一番子どもが傷つきますよね。
卒業証書は渡して、親御さんに催告通知を出したり、その後法的な手続きも辞さないという方向に持っていくのはどうなのでしょうか?
それか、やはり国が独自の教育ローンのようなものを組んでもらえるとありがたいです。
ブラックの方にも使えるような。
と言ったら虫が良すぎるかな?
まあ、私も、子どもが高校生だったら学費を払ってあげられなくて、滞納してしまうかもしれないので、あまり偉そうなことは言えませんけど。
で、卒業証書は無事にもらえたとしても、今度は大学進学に伴う、多額の出費がありますよね。
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多重債務におちいった場合もそうですが、債務整理をしてブラックになっても、教育ローンを組むことはできなくなります。
聞くところによると、「政策金融公庫」(旧国民生活金融公庫)は、「個人信用情報」は参照しないと言われていますが、審査は普通の教育ローンよりも厳しいと言われていますし、「ブラックであることを明かさなければ」というちょっとグレーな条件付きです。
嘘をつくわけではなく、あくまでも「聞かれなければわざわざこちらからは言わない」ということなのですが。
また、奨学金制度を利用すれば、名義はあくまでも進学する子ども自身になるので、親がブラックであっても大丈夫でしょう。
ろうきん(労働金庫)で預貯金を預けている方なら、教育ローンについても相談に乗ってくれるかもしれません。
民間の金融機関で、唯一多重債務者のための窓口があるので、可能性はあるのでは?
ただ、審査は普通に行われるでしょうから、すぐに融資が受けられるというわけには行かないでしょうが。
公的資金の生活福祉資金にも、教育支援資金として、教育支援費や修学支度金が借りられる制度もあります。
世帯収入が少なくて、子どもを学校に行かせることさえ困難ならば、頼れると思いますよ。