JUGEMテーマ:借金返済
債務整理を決心しても、「じゃあ、その後どうして食べていく?」となるのは、特に自営業の場合です。
会社員の方でも、債務整理をしたことにより、会社に居づらくなったなんていうこともありますよね。
自己破産をしても、基本的には会社や近所の方などに知られることは無いのですが、会社の場合、金融業者から取り立ての電話がかかってきたなどでバレることも多いです。
また、借金返済が滞っている場合や国民健康保険料などの税金滞納で、お給料が差し押さえされたらしたら?
自己破産したことで、会社を辞めさせられることは無いですし、それを理由に解雇するのは違法なのですが、「会社に居づらくなって辞める」ことは充分考えられます。
すぐに転職できれば良いのですが、昨今の就職事情では、よほどのキャリアが無い限り、即戦力として雇ってくれるところは少なくです。
現に、大卒の方でも、なかなか就活が思うようにいかず、40歳を過ぎてもアルバイトで食いつないでいるケースもあるくらいなんですから。
「いっそ、裸一貫でいちからやり直すためにも、起業できないだろうか?」と考えるのも無理もないことです。
安易な気持ちで「起業して稼ごう!」というのでなければ、これを気にチャレンジする、というのもOKだと思うのですが・・・
何しろ、経済的に破綻した身で、果たして起業できるのか?と。
債務整理をしたからと言って、起業してはいけないという法律は無いのですが、何しろ「お金が無い」のです。
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あっ、自己破産の場合は一時的に資格が制限されて、警備員などの仕事ができなくなることがありますが、免責が下りれば解除されますから。
だけど、「お金がない」件に関しては、ブラックになってしまうと、どこからもお金を借りることができないので、生活が苦しい上に事業資金も自分で用意しないといけなくなります。
唯一頼れそうな日本政策金融公庫(旧国民金融公庫)でさえ、信用情報機関であるCICに加盟しているので、信用情報から事故情報が消えてからでないと無理でしょう。
ただ、他の民間の金融業者よりは、個人の起業に融資すること自体は柔軟だと思うので、事業内容や売上の見込み、将来性などを充分にプレゼンできれば、希望はあるかもしれません。
とにかく、当たって砕けろ、ですよね。
「だけど、喪明けまでとても待てない」という場合には、よっぽど自信のある企画ならば、スポンサーを募るという方法もあります。
今ならクラウドファンディングで、寄付を募るという方法もありますから。
コロナでお店を閉めなければいけなくなった焼肉店が、クラウドファンディングで500万円集めて、店を改装し、売上も上がったというケースもあるんですよ。
逆に、「お金を出しても良い」という人が現れるくらいの企画なら、うまく行く可能性も高いのでは無いでしょうか?
理想としては、喪明け前の5年から7年のうちに、アルバイトやパートの仕事をしながら起業の準備をしつつ、お金を貯めておくことなんですが・・・
「鉄は熱いうちに打て」ということわざにもあるように、もしお金の問題がなんとかクリアできるのなら、「債務整理でみんなに迷惑をかけた身で起業なんて」と尻込みしない方が良いでしょう。