債務整理後は心は安定するがお金の心配は続く
自己破産に限らず、債務整理を考えている方にとっては、その後の生活がどうなるのかというのが一番気がかりだと思います。
結論としては、債務整理前と生活はそう変わりません。
ただ、精神的にかなり楽になることは確かです。
だって、あれだけ重くのしかかっていた「借金」と言う名の重荷が取れるわけですから。
実際には、私の場合任意整理だったので借金は返しましたが、「毎日毎日利息が積み重なって、どんどん借金が膨れ上がっていた日々」のことを考えると、月とすっぽんほど違います。
これは、自己破産の場合はもっと大きいですよね。
ただ、自己破産を選ばざるを得ない状態にまでなった方というのは、債務整理前に、精神的にかなり参っていると思います。
それだけ借金の金額も大きく、返すに返せない状態になっていると思いますので。
だから、「借金が無くなった」ということで、一時的にはかなり安心するのですが、すぐに「今後の生活」に思いを馳せ、落胆してしまうのです。
「これからどうしたら良いのか？」と。
何も自己破産者に限らず、債務整理をした場合ほとんどの方が陥る精神状態だとは思いますが・・・
それでも、すでに金融業者からの取立てを受けていた人にとっては、それが無くなるだけでもかなり違いますよね。
精神的なことはさておき、債務整理後の生活についてですが、表向きはほとんど変わりません。
債務整理したこと、特に自己破産したなんていうことは、誰にも知られたくないですから、ほとんどの方は親戚やもしかしたら家族にも内緒で行いますよね。
だから、自己破産をしたからって、誰からもとがめられることは無いですし、普通に暮らしていけるのです。
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ただし、いつも書いているように、今後数年間はローンを組んだりクレジットカードを持ったりはできませんから、現金のみの生活が続きます。
これが、意外とキツイのです。
「何を甘えたことを言っているのか？」と言われそうですが、カード社会と言われる現代で、一昔前の生活をしているようなもの。
だから、「ブラックでも借りられる金融業者」とか「無審査のローン会社」なんていう情報を求めてしまうんですよね。
また、生活が一度破綻してしまうと、いくら借金が無くなったからって、生活は苦しいままのことが多いです。
債務整理後も年末はメリー苦しみます
特に、この年末年始をどう乗り越えるか？というのが毎年の課題のようになっています。
街はジングルベルで浮かれていても、とてもそんな気持ちにはなれません。
年末は、公共料金の支払いも早めに催促されることも多く、滞納していれば、国民健康保険の催告状が来る時期でもあります。
それでも、「借金がないだけでも良い」という気持ちで、何とか乗り越えるしかないのです。
多重債務で債務整理を考えている方から、「年末年始でも自己破産はできますか？」というご質問をお受けしました。
年末年始も相談を受け付けている法律事務所も多い
今はネットで相談を受付けている弁護士や司法書士事務所だと、年末年始も相談可というところも多いですね。
こんな、ネット対応の法律事務所を見つけました。
「ご相談は、土日祝日はもちろんのこと、年末年始、ゴールデンウィーク、シルバーウィーク、お盆でも24時間365日借金相談に対応します。
深夜もメールにて受付可能ですので、借金の悩みを抱えている方は、いつでもご相談に乗ります。
なお、相談は無料です。」
という心強いキャッチコピーが。
あと、電話での相談は時間内でも、メールなら対応可で、なるべく早く返信いたします。というところも。
「日にち次第ですが、即日取り立てストップかることもできます。」ということなので、とにかく年内に決着をつけたいとか、「年末年始に取り立てられるのは勘弁してほしい」という方にとってもありがたいですよね。
もちろん、法的な手続きは年が明けてからになってしまいますが、相談だけでもできれば、憂鬱な気持ちで年末年始を過ごす時間も半減するでしょう。
「どうせ、今から相談しても遅い」と思わず、とにかくどこかに相談してみる、ことは大切です。
