国民健康保険料を安くする裏技?
国民健康保険料を合法的に安くする裏技という記事を見つけました。
ふむふむ。。。
そう来たか?
という感じでしたが、はっきり言って真似してはいけません。
まあ、その記事でも、「あくまでもこの裏技は、知識として頭に入れる程度に留めておいてください」と書いてありましたが・・・
国民健康保険料、本当に高いんですよ。
何回か、こちらのブログでも書きましたが、数年滞納してしまうと、もう目の玉が飛び出るほどの金額になってしまいます。
国民健康保険料は、各地方自治体によって金額が違います。
つまり、高齢者が多く働き盛りの人口が少ない地方では、どうしても保険料が高くなるということです。
とは言え、日本全国どこに行っても、極端に保険料が安いところは無いでしょう。
で、多重債務から債務整理を経験した身としては、生活に困っていた時、この国民健康保険料が支払えなくなってしまうのも無理からぬこと。
いや、税金という意味で考えれば、義務の放置と言われても仕方が無いのですが、どうしても支払えなかったのです。
だけど、冷静になって考えてみれば、病気になった時にすべて自費で支払うというのは、とてもリスクのあることなんですよね。
「自分は病気なんてしないから」と思っている人ほど、ある日突然入院することになったり、手術することになったり。
そんな時に健康保険証が無ければ、数日入院しただけで数十万取られたりするんですよ。
入院しなくても、インフルエンザにかかっただけでも、薬を飲まずに直さなければなりません。
治る前に家族にうつしたり、抵抗力のない子どもやお年寄りだと最悪死に至ることもあるわけで。
ということを考えたら、怖くなったりするんですけどね。
それでも、支払えない時はどんなに頑張っても支払えないんですよ。
で、裏技というのが、「健康保険料を滞納したまま引っ越す」というものでした。
だけど、これは合法とは言えないです。
だって、借金を債務整理もしないで踏み倒すのと同じですから。
実際に保険証を使ってお医者様にかかっていたにも関わらず、踏み倒したとしたら、もっと質が悪いですよね。
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国保滞納から逃れるために引っ越しをしても追跡される
引っ越しをすれば、今までの国民健康保険料滞納分は逃れられる、と書いてありますが、住民票は移すわけですから、当然督促状は、引越し先に送られてきます。
さすがに、引越し先まで市の職員が訪ねてくることは無いでしょうが、督促状を無視するわけには行かないですよね。
それなら、国民健康保険料の督促が来た時点で、市役所の収納課に出向いて、今の家計状況と支払う意思があることを伝えるのが一番です。
「そうですか。では大丈夫です。少しでも支払ってもらえば」なんて、すぐに言われることはまず無いですが、滞納したのは自分が悪いのですから、誠心誠意謝って、今の状況をわかってもらいましょう。
分納にしてもらえれば、とりあえずは健康保険証は出してもらえますし、数千円~数万円づつ支払うことで、多少は負担も減ります。
また、収入が少ない場合は、家計状況を書いた書類を提出することで、減額してもらえることもあります。
結局、正々堂々とお願いすることが、一番の裏技と言えるでしょう。
国保以外の健康保険制度を利用する裏技は?
市町村の国民健康保険ではなく、全国健康保険協会の国民健康保険に加入する方法があり、裏技と言えなくもありません。
ただ、フリーランスの仕事をしている方で文学、美術、文芸などの活動をしている、と認められた場合のみですが。
例えば、フリーでWebデザインの仕事をしている方だと、仕事内容によっては認められるかもしれませんね。
文芸美術協会に加入することができれば、家族もこの保険制度に加入できます。
保険料は月額19,600円(2008年度)。
家族は月10,300円、40歳から64歳までの介護保険被保険者は月4,000円の負担となります。
上限があるとは言え、市町村の国民健康保険は収入によって金額が変わるので、たくさん稼げば稼ぐほど保険料が高くなってしまうのです。
だけど、文芸美術協会の保険は一律なので、収入が多いほど得になります。
目安としては、収入が300万円を超える場合は、市区町村の国民健康保険よりも文芸美術協会の国民健康保険の方がお得だと言われています。
他にも、独自で保険制度を導入している団体もあるので、調べてみても良いですよね。
本当は、このような形で、保険制度もいろいろ選べるようになれば良いのに、と思いますけど。