JUGEMテーマ:借金返済
夜逃げと一口に言うけれど簡単なことではない
「借金を返さないで逃げ切る方法」とか「借金をかかえたまま失踪するには?」という、穏やかでない情報を探している方が多いようです。
このブログでも夜逃げについて書いたりはしていますが、やっぱり悲惨ですよね。
まず、「他人に気づかれないで引っ越しをする」ということが容易ではありません。
まあ、夜逃げともなれば、タンスなどの家具や電化製品はそのままで、身の回りのものだけをボストンバッグに詰めて、ということになるのでしょうが・・・
それでも、子どもが居れば、いくら「黙っていなさい」と言っても、不安な気持ちから、かえって言葉数が多くなるもの。
中には、「お父さん、お母さん、僕達これからどこに行くの?」なんて言ってしまう子も居るでしょう。
いくら、近隣づきあいが希薄になっているとは言え、夜遅くに子どもの声がしたり、慌ただしく出かける様子を見かけたら、「もしかしたら・・・」と気づくではないでしょうか?
中には、「思いとどまりなさい」なんて、親切に忠告してくれるおじさんやおばさんも居るでしょうし。
それに、借金取りが家まで来ているような状況だと、すでに家に見張りが付いていることも考えられます。
で、やっとの思いで逃げ出せたとして、当座の暮らしはどうするのでしょう?
まず住むところも無いし探せない。車中泊は厳しい
やはり、友人や知人、親戚の家などを転々とするという方が多いのですが、その間車中泊では長くは続きません。
だけど、よっぽど広い家に住んでいるとかじゃないと、居候するなんてことはできないですよね。
結果、親は車中泊で、子どもだけ親戚の家に寝泊まりさせてもらい、住民登録もして学校に通う、ということになるようです。
とは言え、闇金融とかで借金をしていれば、すでに親戚の住所もバレているなんていうこともありますから、八方塞がりということも。
だからと言って、「アパートを借りる」にしても、住民票は必要になってきますから。
夜逃げともなると住所は移せませんから、住民票も取れず、保険証も持てないのでお医者さんにもかかれず、アルバイトやパートの職にだって就けません。
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ひとまず闇金融から逃げる場合は夜逃げもアリ?
例外として、あまりにも闇金融の取り立てがひどければ、一時的に難を逃れるというのはアリだとは思います。
そのまま居続ければ何をされるかわからない、なんていう場合には、とにかくどこかに身を隠して安全な場所を確保してから、弁護士などに相談する方が良いでしょう。
でも、そこまで深刻じゃなかったら、まずは信頼できそうなところで借金相談をするべきです。
債務整理を決心するのも、周囲に迷惑をかけることを考えたり、その後の生活を考えれば結構勇気のいることなのですが、逃げるよりは数十倍マシです。
「どちらが生活を立て直すためには良いのか?」ということをよーく考えればわかりますよね。
と、こんなことを書いていますが、多額の借金を抱えてしまうと、どうしても「この場から居なくなりたい」という気持ちが強くなるものです。
「借りたお金は返さなくてはいけない」と真面目に考える人ほど、もう何もかも投げ出して居なくなってしまいたい、と思ったりするのです。
そんな時には、ほんの少しでもお金のことを考えない時間を持てれば、冷静になれるはず。
「思い詰めてるな」と思ったら、危険信号ですよ。