楽天カードは審査がゆるい?消費者金融系は?

クレジットカード・ローンの審査

楽天カードの審査は本当にゆるいのか?

「楽天カードの審査はゆるい」というのはよく聞きます。

だけど、単にゆるいと言われても、申し込む人の属性によって変わるものなので、誰でも当てはまるわけではありません。

「それなら消費者金融系クレジットカードよりもゆるいの?」となった場合、適切な答えを返せる人は少ないでしょう。

クレジットカードの審査について適切な答えを出すのは難しい

そこで、各系統別に、審査基準がどれくらい違うのか?についてまとめてみました。

日本のクレジットカード会社はたくさんありますが、消費者金融系、流通系、石油系、信販系、銀行系、独立系に分けて考えると、整理しやすいと思います。

それぞれの審査基準や制度を比較してみましょう。

消費者金融系と流通系カードの違い

●消費者金融系

消費者金融系カードは、三菱東京UFJグループのアコム株式会社が発行している「アコムACマスターカード」と消費者金融大手アイフルの子会社である株式会社ライフカードが発行している「ライフカード」が有名ですね。

かつてはテレビCMでもよく見かけた消費者金融系クレジットカードですが、総量規制の実施以降、業績悪化による統廃合を繰り返し、クレジットカード事業からの撤退を余儀なくされている企業も多いため、カードを発行している会社は少なくなっています。

審査の面で言うと、まず申し込みの時点で、他の系統のクレジットカードよりも個人情報の記入欄が多いことが挙げられます。

これは、キャッシングが主な会社なので仕方が無いことかもしれませんが、あまり良い気はしないでしょう。

また、ACマスターカードやライフカードの審査基準は他のカードとは少し異なっていて、現在収入があることを重視しているので、一般社員はもちろん、パートやアルバイト、派遣社員や契約社員でも審査に受かる可能性が高いです。

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●流通系

楽天やイオンなど自社及び系列会社で店舗を構えている場合が多いので、自社顧客を増やすためにもカードの発行は好ましいところ。

顧客になり得る層を囲い込んで売上をのばすためにも、 自社の顧客層にマッチングしたクレジットカード申込者に対しては審査が多少優遇されている、と思って良いでしょう。

例えば、イオンカードは全国に大手のイオン系スーパーを展開しているため、その顧客層(主に女性や主婦)からの申し込みを優先する傾向があります。

 

イオンカードは主婦層が申し込みやすい

現在の流通系の審査状況は、後述する銀行や信販系ほどの厳しさはありませんが、消費者金融系に比べれば厳しい印象です。

●石油系

自社店舗(ガソリンスタンド)を構えている場合が多く、流通系と同じように、自社の顧客層にマッチしたクレジットカード申込者に対しては審査が優遇されています。

例えば、ガソリンスタンドをよく利用する人のイメージでは、営業マンや自営業者、さらには単身者ではなく家族連れなどが該当します。

審査の厳しさで言えば、流通系とほぼ同じくらいと言えるでしょう。

信販系と銀行系ではどちらの審査が厳しいの?

●信販系

オリコやニコスなど昔から親しまれている金融会社が所属するグループです。

様々な金融商品の主要な存在となっているため、審査状況は比較的厳しいのではないでしょうか。

しかし、しっかりとした属性を持ち、個人信用情報機関の信用情報に事故情報がなければ、審査に通過することは可能です。

●銀行系

銀行システム 金融業界では、これまで説明してきたどのシステムよりもクレジットカードの審査が厳しいことで有名なのがこの銀行系です。

銀行というとお硬いイメージがありますから、クレジットカードの審査もお堅いのは必然ですね。

 

銀行はお硬いイメージがあるので審査も厳しい

ただ、私たちは常にお世話になっているので、現在の銀行の貯金残高や、現在・過去の取引状況などが審査に加味されることがあります。

現在利用している銀行で申し込むほうが、新規の銀行よりも優遇される可能性はあると思います。

銀行預貯金残高や現在及び過去の取引状況が良好であれば、その内容が審査に加味される場合がありますから。

そして、銀行系の審査状況ですが、これまで説明してきたどのシステムよりも審査が厳しいのは明らかです。

ただ、これも先ほど説明した信販系と同じように、属性がしっかりしていて実績があり、事故情報の登録がなければ、審査に通る可能性は高いです。

●独立系

この独立系というのは、これまで説明してきたどの制度にも属さない制度で、SBIやリクルートなどの金融会社が発行しているクレジットカードです。

独立系の審査状況は比較的厳しいものとなっています。

しかし、独立系クレジットカードの特徴として、自社サービスを利用している人を優遇する傾向があるので、各種展開しているサービスを頻繁に利用するなどしていれば、審査に受かる可能性も高くなるでしょう。

結局、どのクレジットカードに申し込めばいいのか?

結論としては、「どのカードに申し込めば審査に受かりやすいのか、は個人によって違う」いうこと。

つまり、自分がいつも利用しているお店や会社のカードに申し込むことが、カード取得に一番の近道なのでは?と思うのです。

ただ、そうは言っても、一般的な審査基準も気になるところですよね。

唯一言えるのが、

銀行系>信販系>独立系>流通系・石油系>消費者金融系

の順番で、だんだんゆるくなっていくということでしょうか。

ちなみに、一番左の銀行系クレジットカードの審査が一番厳しいのて、言うまでもありませんが。