金融事故者でもカーリースできる可能性はある、ということは以前書いたことがあります。
まあ、金融事故者でもリース契約できる業者が少ない上に、信用情報を参照しなくても、「リース料金を支払えるのか?」「大事な車を貸しても大丈夫?」ということでの審査はあるので、なかなかハードルは高いと思いますが。
で、めでたくカーリースの審査に通ったとして、「借りた車」である以上、さまざまな問題が浮上してきます。
真っ先に考えるのが、「故障したらどうするの?修理費は全額持ってくれる?」ということ。
中古車に乗り慣れている私にしたら、車の故障は日常茶飯事で、下手したら、数万円から10万円以上の修理費がかかることも。
多重債務時代は、食べるのがやっとだったので、本当にお金の捻出に頭を悩ませていました。
修理代を支払うために、新たに借金をしてしまったり。
「いっそのこと、手放してしまったら?」と思うのですが、こんな田舎に住んでいては
○車が無いと、まず会社に出勤できない(駅まで徒歩で2時間以上かかるうえ、ほとんど電車が来ない)
○お医者さんや買い物にも行けない
○そもそも車を使った仕事をしている
ということで、家電と同じように必須アイテムなのです。
ならばカーリースでと考えたのですが、うちの場合は審査でダメでした。
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とは言え、お金が無いのに車が必須という我が家にとっては、自動車税や自賠責保険、車検費用なメンテナンス代金までリース会社負担で、しかも月々決まった金額で車に乗れるというシステムは、とても魅力的だったんですよね。
ただ、調べてみると、リース会社によって「どこまで負担してくれるか?」というのはかなり違うのだそうです。
大きく分けて、メンテナンスリースとファイナンスリースがあるのですが、メンテナンスリースの場合だと、オイル交換やバッテリー交換、またタイヤ交換までもが無料になるところもあるとか。(契約年数によっては有料で年に何回という制限はあるそうです)
対するファイナンスリースだと、自動車税などの法定費用の他は自己負担というところがほとんどで、中には法定費用ですら自己負担という会社もある、ということ。
「カーリースは、借りているだけなので、車にかかる費用はすべてリース会社が持ってくれる」なんて、安易に考えて契約すると、「こんなはずじゃなかった」となってしまうでしょう。
で、修理費用についてですが、かなり細かく別れている会社が多いので、ケースバイケースかと。
メンテナンスリースの場合、本人の過失が原因でのトラブルでは無い限り、上限はあるにせよ、ある程度の負担はしてくれるケースがほとんどです。
その場合、たいていは、専用の修理工場や整備業者が指定されているので、「故障?」と思ったら早めにリース会社に連絡することが大切です。
走行中だと、どうしても「早くなんとかしなければ」とJAFを呼んだりしてしまいますが、違う修理工場で応急処置をしてもらった場合、修理費用の補償が無いばかりか、最悪の場合損害賠償にまで発展することもあるそうなのです。(逆に指定工場以外で修理してもOKのところも)
まあ、そこまでに発展することは少ないとしても、いくら新車を借りたとしても、車に故障は付き物なので、契約時には、細かいところまで確認しておく必要がありますね。