車担保融資(車乗ったまま融資)は愛知県では当たり前?

こんな消費者金融は危ない

車担保融資は愛知県など地方では当たり前?

「車担保融資が当たり前」と言ってしまうのは乱暴なのですが、まず、地方では大手の消費者金融の店舗が少なく、中小の消費者金融やいわゆる「街金」と言われる金融業者を利用する人が少なくないということ。

特に、車をよく利用するであろう札幌など北海道や、中小の消費者金融が比較的多い愛知県などの中部地方ではよくあること、なんだそうです。

それに、中で働いている人も、いかつい顔の中年男性を想像してしまいますが、いかにもキャリアウーマン的な女性がテキパキと、お客様には笑顔で対応している、なんていうところが結構あるというのです。

 

テキパキ仕事をこなす女性-債務整理日記

「車に乗ったまま借りられる」という甘い言葉に注意!

中でも、「車に乗ったまま融資が受けられる」という自動車担保融資に申し込む人が多いのだとか。

以前も書きましたが、「車乗ったまま融資」というのは、よく電信柱や廃屋の壁などに貼ってある広告で目にすることが多いですね。

あと、求人広告に載っていたり、男性用の週刊誌の広告などでも見かけたりします。

文字通り、車を担保にしてお金を借りるのですが、「車は預からないで、普段通り乗っていただいていいですよ。」というのがミソ。

だって、足のように使っている自動車を、質屋の質草のように取り上げられるくらいなら、中古車屋に売りますよね。

どうして、車を預かること無くお金を貸せるのか?と言えば、ズバリ、「車の名義変更をしてしまうから」なんです。

お金を借りる条件として、車検証の名義を、自分のものからお金を貸してくれる金融業者のものに変更する、ということ。

さらりと書きましたが、もうこの時点で車を取られているのと同じことなのです。

車の所有者が金融業者になるのですから。

ただ、「完済時にはお客様の名義に戻します」という言葉を信じているので、「お金を借りている間だけだから」と自分で言い聞かせてしまうんですよね。

わかります。

特にブラックになってしまった人にとっては、「目の前のお金」というのは何物にも代えがたい魅力があるのです。

 

目の前のお金につい飛びついてしまう

だいたい、「どこからも借りられなくてどうしようもなく電話をかけてしまった」なんていう場合、「名義変更くらいお安い御用」と思ってしまうんですよね。

だから、ブラックの方ほどすぐに契約してしまいがちなので気をつけてください、と書きたいところなのですが・・・

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中小の消費者金融でも、今は審査が厳しいところも

街金と呼ばれる中小の消費者金融でも、今は「取りはぐれ」の心配が一番ですので、闇金まがいのところ以外は、意外と審査が厳しいということ。

大手の消費者金融よりは敷居は低いものの、収入の有無や他社借入件数は重要で、個人信用情報も必ずチェックするのだそうです。

となると、悲しいですが、ブラックだとその時点でアウト、ということになりますね。

とは言え、喪明けの人の場合、現在の収入がある程度あれば、融資が受けられる可能性は高い、ということです。

それと、車自体も、10年落ちや走行距離が長いなど、中古車として査定しても値段が付かないような車だと、当然お金も貸してくれないのです。

だいたい、中古車の査定金額の7割程度を融資してくれる、ということなので、10万円くらいしか値段が付かない車だと、雀の涙ほどのお金しか借りられません。

査定金額100万円くらいの車に乗っていれば話は別ですが、そんな車に乗れるくらいなら苦労はしないですよ。

結局、高い車に乗っている場合は、借金を完済しなければ車を取られることになり、安い中古車の場合はほんの少しの金額しか借りられないのに、高い金利を払わなければならない、という。

それに、名義変更時には、数千円から万単位の手数料がかかるところがほとんどなのです。

いずれにしても、気軽にお金を借りるというわけにはいかないでしょう。

うまい話には裏がある」と思うべきですね。

 

うまい話には裏がある

それだったら、ヤフオクなどの個人売買で車を売ってしまう方が、高く売れるかもしれません。

手続きが煩雑になりますが、代行してくれる会社もありますし。

とにかく、「楽してお金は手に入らない」と思っていた方が良いでしょう。