「喪明け後に持てるクレジットカードは?」ということですが、残念ながら、喪明け後のスーパーホワイトでは、どのクレジットカード会社でも審査に受かるのは難しいでしょう。
とは言え、信用情報から事故歴が消えれば、本当はどこのクレジットカードでも持てるハズなのですが。
自己破産するとクレジットカードは一生持てない、と思っている人がいるのも事実です。
私もそうでした。
「もうこれから一生、現金だけの生活が始まるんだ」と。
でも、ある程度の年月が経てば、新しくクレジットカードの申請はできるんです。
「どれくらい経てばクレジットカードが持てるようになるのか?」というのは、やはり人によって違いますね。
その人の年齢、年収とか、今の職業などでかなり違ってきます。
ある方は、自己破産したにもかかわらず、数年でクレジットカードの審査に受かったり、またある方は、自己破産後10年以上も経っているのに、未だにクレジットカードの申請を却下されるということ。
こういったことが、実際には起こっているんですよね。
結局は、個人信用情報に金融ブラックとして何年登録されてしまうのか、にもよるのですが、これがいつ抹消されるのか、というのも明確な情報はないようです。
ただ、自己破産の場合の目安は7年から10年と言われていますね。(現在は、5年で信用情報から事故歴が消えるというのが、一般的になっていますが)
これ以上になることもありますが、これ以下のことも。
だけど、「クレジットカードを一生持てない」なんていうことは、ないです。
債務整理をしても、たとえ自己破産をしても、その後の生活をきちんとしていれば、割合早くにクレジットカードを取得できるかもしれません。
クレジットカードにこだわる必要はないのですが、現代生活において、クレジットカードを持っていないと、何かと困るケースに遭遇するんですよね。
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ブラックでも持てるカードとしては、「VISA(JCB,マスター)デビットカード」が有名ですが、これは、一括で支払う場合だけ、クレジットカードとして使えます。
ただ、月々の支払いにも使用できたのですが、SURUGA銀行のVISAデビットカードがまず廃止となり、楽天VISAデビットカードについても、プロバイダー関係の支払いはできなくなりました。
反面、ジャパンネットバンクやりそな銀行など、クレジットカード機能についても、VISAだけでなくJCBも利用できるようになり、広まってきた感じはあるんですけどね。
「債務整理後、デビットカードが無ければ、もっと困っていただろうな」というシーンもかなりあって、本当にお世話になっています。
それでも、ステータスシンボルとして、また分割払いができるという点など、どうしてもクレジットカードが必要なことも正直多いです。
債務整理後なんとか生活を立て直して、クレジットカードも所有できる生活になってはじめて「人生をやり直す」 スタートラインに立てた、ということになるのかもしれません。
もちろん「もうクレジットカードは懲り懲りだから、一生現金払いで生活する」という堅い決心をされたのであれば、それはそれでとても立派なことだと思います。
それでも、多くの金融事故者と呼ばれる方達にとって「クレジットカードを再び取得する」というのは、債務整理後の大きな目標になりますね。
「クレジットカードが再申請できるまでに数年間」をどう過すかによって、人生を立て直せるかどうかが決まると言っても良いでしょう。
どうしてもクレジットカードが持ちたいけれど審査に受かる自信が無い、という方にとっておきのカードが、デポジット型ライフカードですね。
先に、10万円以上の預り金を入れれば、ほぼ誰でも審査に通る、というキャッチフレーズですが、ブラックでも本当に取得できるのでしょうか?
喪明け後でも取得できた、という方も多く、救世主的存在なのですが、やはり、過去に、ライフカードを債務整理したり、系列会社のアイフルに迷惑をかけていた場合は、審査に落ちる人も居るようです。
「債務整理はしたけど、アイフルやライフカードは入ってなかった」という方は、一度申し込んでみても良いのでは?と思いますよ。
ただし、クレジットカードとは言っても、デポジットした金額である10万円が利用限度額になるので、当然、分割払いやリボ払い、ボーナス払いができません。
一括払いのみです。
その辺は、デビットカードと同じですが、正真正銘のクレジットカードであること、ETCカードを無料発行してくれるなど、メリットは十分にあります。