夜逃げ=解決じゃない!本当に危ないのは〇〇です

借金で追い詰められたら?“逃げる”前に知ってほしいこと 借金をまとめるための賢い方法

「人生リセット」したいあなたへ。逃げずに救われる方法

よく「無かったことにする」という意味で、「リセットする」といいますが、人生も、リセットできないものか?という時期もありました。

「人生リセット」と言えば、借金苦の人にとっては「夜逃げ」が考えられます。

よく借金返済の裏技として「夜逃げ」を挙げる人が居ますが、逃げて良いことは何もないのです。

ただ、「苦手な土俵で勝負するよりは、得意なことで花開く努力をしよう」という意味での「逃げる」は、良い意味で使われますよね。

確かに、借金に関しても、「なんとかして返さないといけない」と焦るばかりに、借金返済日に他の消費者金融から借りて返済する、なんていう「借金を返すための借金」をしてしまうから、余計金額が大きくなってしまう、ということも。

だから、多重債務にならないためには、「借金を返さない」のが一番良いのだ、という意見もあるくらいです。

とは言え、滞納を繰り返せば、連日の取り立て電話に怯えて暮らさなければならず、ひどい時には職場にまで電話をかけられては、仕事にならないですし、精神的にも追い込まれてしまいます。

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【夜逃げ=解決じゃない】その先に待つ“本当の地獄”

だからといって、夜逃げを選択すれば、茨の道が待っているのです。

◯運良く誰にも気づかれずに引っ越しできたとしても、住民票を移すことができないため、就職することができない。子どもが居る場合は学校にも行けない。

 

夜逃げをしたら子供は学校にも行けない

 

◯住民票を移せないと、国民健康保険にも加入できないので、お医者さんに診てもらうこともできず、できたとしても、全額自己負担になってしまう。

◯夜逃げをした住まいが賃貸だった場合、大家さんや管理会社に連絡せずに引っ越せば、住んでいなくても出た後の家賃は発生するので、数カ月分の家賃や修理代など数十万円、もしくはもっと大きい金額を保証人が支払うことになる。

親に保証人になってもらっていた場合、老後破産を招くことにもなりかねないでしょう。

◯借金の時効まで逃げ切れればなんとかなるかもしれませんが、債権者は借金のプロなので、あの手この手を駆使して時効を阻止してきます。

特に、今は個人情報もデータ化されているので、住所を特定することもできるでしょうし、裁判を起こされたりすれば、時効はその時点でストップしてしまいます。

隠れやすいようで、隠れにくいのが、現代社会なのかもしれません。

 

夜逃げで借金から逃げられる?

◯新しい住まいでは、まるで犯罪を犯した逃亡者のような生活を強いられ、心身ともに疲れ果ててしまい、挙句の果てにはうつ病になってしまうことも。

このように、借金から逃げても何も良いことは無く、逆に人生を棒に振ってしまう未来が見えてきますよね。

借金で追い詰められたら?“逃げる”前に知ってほしいこと

だから、そうなる前に、一度借金と向き合い、「総額いくら借りているのか?」「今の収入だと、何年で完済できるのか?」を計算し、どうしても返せそうになければ、債務整理という方法も考えてるべきです。

任意整理を選べば、債権者と話し合いの元、借金が減額になり、月々の支払いもかなり楽になるのですから。

債務整理も「借金から逃げているのでは?」と言われれば返す言葉も無いのですが、何もせずに逃げるよりは数倍良いと思います。

その上で、もう一度生活の立て直しをするための努力をすることが大切なんですよね。

新しい年に再スタートを切るのも、悪くないと思いますよ。