「借金返済の近道は?」と何度も検索して、なんとかして早く借金を返したい、と焦り続けた日もありました。
だけど、消費者金融や信販会社、それに銀行ローンにしても、結局長く借りれば借りるほど利息が、鬼のように付くのです。
そしたら、「お金ができた時点で、少しでも多めに返済していく」しか解決策は無いんですよね。
多重債務にまでなってしまうと、お金の管理自体難しくなるのですが、「借りたお金と利息、合計金額がすぐにわかるようにしておく」ことが大切なんです。
借金返済に追われていると、目先のことしか考えられなくなり「毎月何日にいくら返さなくてはならないか?」しか頭にないのが実際のところ。
「このままずっと返済していくと、一体全部でいくら返すことになるの?」というのは、目をふさぐというか、考えることを避けてしまうんですよね。
今まではお金の出し入れについて常にきちんと計画を立てていた人でも、借金するようになると、一万円単位のお金でも「だいたいいくらくらい」という風になってしまったり。
まあ、逆に言うと、お金の使い方を計画的にできなかった人が、多重債務になりやすい、ということもあります。
お金に関する心理テストがあるのですが、結果に注目です!
【問題1】
前々から欲しかったた10万円の時計を買おうときめて、お店に行きました。
お金を払おうとレジに行った時、ふとスマホをみたら、隣駅で、9万7000円で販売しているという情報が。
その時、あなたは隣駅まで買いに行きますか?
【問題2】
キッチンで使う雑貨を探していたら、近くのお店で3500円で売っていました。
すぐに買おうとしましたが、またまたスマホを見てみたら、なんと、隣駅で500円という大特価で販売しているのだとか。
あなたは、隣駅まで買いに行きますか?
面白いことに、
【問題1】隣駅までいかないで、今のお店で時計を購入する。
【問題2】500円はものすごく安いので、雑貨は隣駅まで行って購入する。
という人が多かったのです。
【問題1】も【問題2】も、安くなっている値段は同じ3000円なのに、心理的に見方が違ってくるのです。
【問題1】10万円 → 9万7000円 3000円しか安くならないのかと感じる。
【問題2】3500円 → 500円 3000円も安くなってすごい!と感じる。
とね。
毎日使うお金の金額が増えれば増えるほど、感覚が麻痺していき、1円を軽く考えるようになっていき、浪費が加速していってしまうのは、この心理が働くからです。
何が言いたいかというと、初めてのキャッシングで1万円を借りて使ってしまったとします。
お金がちょっと足りなくて、気軽に借りられるキャッシングを利用することはよくあります。
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しかし、数日後、また同じように1万円をキャッシングしました。
その時に「またキャッシングしてしまった。」と一度は罪悪感を覚えるのですが、同時に、初めてキャッシングを使った時の「お金を借りてしまった。」という気持ちは薄れます。
このように、お金を借りれば借りるほど、1万円の重さがどんどん減っていきます。
例えば、旅行に行った時、開放感からパーッと20万円使ったとしたら、帰ってきてからも、豪華なランチに目が行ってしまう、なんていうことも。
多重債務者は、このようにキャッシングをしていくうちに、1万円の重みが薄くなり、そのうち10万円単位のお金すら、「返せばよいのだから」とおうようになってしまうのです。
困ったことに、キャッシングしたにも関わらず浪費を始めることも。
こうなってしまうと、怖いのが、新たにキャッシングを受けることへの抵抗感がなくなっていくこと。
そして、気がつけば自転車操業の始まりで、「その日暮らし」と同じような状態になるんです。
わずか1万円のキャッシングから始まって、1万円では満足できなくなってしまったために、数百万円の借金を抱えてしまう人だっていることを考えたら、「人間の心理って怖いな」と思いますよね。
もちろん、みんながそうなるわけではなく、お金に対してのガードがゆるいと、多重債務になってしまう危険性も高い、ということです。
たとえ数万円の借金でも、「1日でも早く返す」という考え方が、借金返済の裏技と言えるのでしないでしょうか?