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自己破産したら人生終わり?
債務整理について調べてみると、「自己破産するともう終わりだ」という意見が目立つような気がします。
私も、少し前までは「自己破産するくらいなら、この世から居なくなってしまった方が・・・」と思っていました。
でも、実際に自己破産した人の日記などを見ると、意外と普通に生活できている方が多いようです。
まあ、「普通に」と言ってもさすがに借金を抱える前の状態にすんなりと戻れる、と言うことではないのですし、制約を受けることも多いのですが、とにかく思ったよりも平穏に暮らしていらっしゃるのです。
それでも負い目はありますし、「自分を卑下してしまう」ということもあったりしますが、他の人に知られることはあまりないため、ひっそりと暮らしていれば、特に困ることはないんですね。
定年後に知り合いの保証人になっていたがために多額の借金を背負い、仕方なく自己破産された方は、「孫とのんびり過ごす時間ができるなんて、夢にも思わなかった。」と言われています。
自己破産しても意外と普通の生活はできる
ローンを借りていた銀行とかの口座は凍結されますから、実質そちらの銀行とは取引ができなくなりますが、他の銀行に口座を開くことは可能ですから、問題ありません。
クレジットカードはデビットカードで何とかなるのです。
問題があるとすれば、精神面でしょうね。
どうしても「こんなことになってしまった」という気持ちが消えないので、「うつ状態」になることもあるようです。
真面目な方ほど失敗してしまった自分を責めるようで、うつ病を発症して、働けなくなり家から一歩も出られなくなることも。
私もそうなりかけたことが何度もあるのでわかるのですが、そこまで行ってしまうと、生活を立て直すこともできなくなってしまいます。
そのためには、考え方を変えなければならないのです。
お金の失敗は必ずやり直せる?
お金の失敗は必ずやり直せる! 自己破産者が教える借金生活を変える法
という本があるのですが、著者は、介護や医療費のために借金をし自己破産を実際に経験した方なので、多重債務者の気持ちに寄り添って書かれています。
自己破産は人生の失敗と考えがちですが、「お金の失敗」と割り切れば、自分自身を全否定することにはならないのではないか?と思うんですよ。
確かに、会社を潰してしまったり、家計を破綻に追い込んでしまったりすることは、人生の失敗につながります。
それでも、「お金の失敗」と割り切って、「お金の使い方が悪かったんだ」と思えば、改善する余地は出てきます。
「私の今までの人生は間違っていた」とか「生まれて来なければ良かった」とまで思い詰めてしまえば、精神が病むばかり。
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お金の使い方を改めて人生をやり直す
ならば、「お金の使い方」に絞って人生をやり直せば、軌道修正もしやすいのではないでしょうか?
いくら悔やんでも、過去には戻れませんから。
多重債務から債務整理と、あまりにもお金に縛られ、お金に困った生活を続けていると、何となく人格までゆがんでしまったような気がします。
そして、楽しいことや嬉しいことを封印してしまう傾向にあります。
だけど、生活を立て直すには、精神状態も良くないと無理なんですよ。
これは経験上よくわかります。
債務整理をすると、いろいろなところに迷惑をかけるのですから、後ろめたさがあるのは仕方のないことですが、楽しい気持ちまで封印してしまっては、前に進むことなどできません。
とにかく笑うことを心がけると、自然と気持ちに余裕が出てくるので、騙されたと思って実践してみてください。
病気の治療にも「笑い」を取り入れると効果的、ということで落語家さんなどが講演会をされている、という話がありますが、進んで笑おうとする、という気持ちが大切なんだと思います。
それで家庭が少しでも明るくなれば、子どもたちも元気になれますから。