【自己破産の真実】公共料金やNHK受信料の支払いはどうなる?

債務整理体験談

自己破産したら公共料金の支払いも無くなる?

自己破産したら公共料金は支払わないで良い」と考えている方が意外と多いのでビックリしました。

自己破産をすれば、借金が帳消しになるので、その後の支払いはすべて「なし」になる、なんて思ってしまうのもわからないでもないですが、これは間違いです。

もしかしたら、「生活保護」と混同しているのかもしれませんね。

生活保護の場合、「公共料金もすべて無料」だと思われていますが、実際にはそうじゃありません。
生活保護者は水道光熱費もタダ?

生活保護費は、住宅扶助金(家賃実費)と生活扶助金(光熱費、通信費、食費などの生活費)として支給されるのです。

生活扶助金は「1人5~7万円」ということなので、食費を含めてとなると、一人暮らしだったとしても、光熱費がゼロになることは無いですね。

家族持ちだったら、支給額はもう少しアップされますが、いずれにしても、電気・ガス・水道料金が無料になる、というのは噂に過ぎないことがわかります。

とは言え、少ないお給料の中から、借金を返済したら、手元に残るのは10万円そこそこ、なんていう生活をしていた我が身からすれば、正直うらやましいと思います。

まあ、借金は自業自得なので、仕方が無いですけど。

自己破産で帳消しになるのは、あくまでも借金だけですので、電気・ガス・水道料金はもちろんのこと、税金もNHK受信料も支払わなくてはいけません。

まあ、公共料金は当たり前としても、NHK受信料に関しては、テレビもほとんど見ないのにどうして払うんだろう?と思ってましたけど。

あっ、唯一の抜け道として、自己破産申請時の債権者の中にNHKを入れておけば、支払いを免れるケースもあるそうですが、だいたいそんな時に思いつかないですよね。

多重債務から自己破産などという道を歩いていると、私もそうでしたが、思考回路が少しおかしくなってしまうのです。

それで、「もしかしたら、すべての支払いがタダになる?」なんて思ってしまうんでしょう。

だけど、そうだとしたら、あまりにも債権者が浮かばれないと思いませんか?

いつも書いているように、自己破産は最終手段です。

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自己破産を甘く見てはいけないが、最終手段として考えよう

多重債務で、借金を返せず、「明日生きるためのお金」もなく、食べるものも食べられずに、それでも働き詰めに働いて・・・

もう夜逃げか、自分で命を絶つしかないような、そんな状態にまで追い込まれてしまった場合。

また、そこまで行かなくても、「このまま借金を返し続けていても、利息の部分を支払うのみで、まったく減らない」というような状態になっている場合。

借金のためにうつ病になってしまったり、借金を返さなければならないのに働けなくなり、自暴自棄になってしまった場合。

 

うつ病になって借金が返せなくなる

こんな状況で居るよりは、自己破産を選んだ方が、少しでも前に進める、ということなんです。

確かに、自己破産をすると、デメリットの部分が相当出てきますが、それでも、「生きている」ということを実感できれば、感謝することだってできます。

自己破産に限らず、債務整理をした後は生活の建て直しもうまくいかず、公共料金を支払うこともままならないような状態が続くことも多いです。

それでも、稼いでも稼いでも借金返済に消えてしまう状態よりも、数倍マシであると考えましょう。

追記:NHKの受信料に関しては、「スマホを持っているだけで徴収」とか「NHKが映らないテレビでも徴収される」など、いろいろ言われていますよね。

私が知っている派遣社員として働いている人のところにも、寮に入居して数日で、NHK受信料の集金人が来たそうですし、我が家にも、引越し当日にいらっしゃいました。

ということは、世論に負けずに、これからも厳しく受信料を徴収するということでしょうね。

 

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