宝くじの高額当選では無いですが、世の中こうも世知辛いと、「なんとかしてお金をもらえないか?」なんて欲の塊になってしまうこともあるでしょう。
特に、Twitterで「現金100万円プレゼント!」なんてつぶやかれると、「本当にくれるのか?」と半信半疑ながらも、応募してしまう気持ちもわかります。
ZOZOの前澤前社長が「100人に100万円をプレゼントします!」という企画が社会現象になってから、真似して注目を浴びる人が増えたのかもしれません。
確かに前澤社長の太っ腹には、感動すら覚えましたが。
しかも、現在も、「本当にお金に困っている人に届けるためにはどうしたらいいのか?」と試行錯誤しながら、まだ続けていらっしゃいますから、この方の信念は本物でしょう。
それに、当時の当選者の中には「100万円当たったら、こういうことに使いたい」という明確な目的意識を持っている人が多かったですから、この企画自体は良かったのでは?と思うんですよ。
ただ、お金は使い方次第で良くも悪くもなります。
怠け者で「働きたくない」と言っている人が大金を手にしたら、贅沢をしたり、ギャンブルをしたりで使い果たしてしまうのではないでしょうか?
つまり、ただお金を配るだけではなく、志を持った人を応援したいと思っているのです。
会社のPRになるのは言うまでもありませんが、話題作りという意味では、今の時代のニーズにピッタリです。
では、前澤社長に倣って現金プレゼントを計画している人たちは、何を目指しているのでしょうか?
大事なお金を無駄に手放すだけの人はいないと思います。
実際に自分でRTしてみたら、プレゼント企画者のブログに誘導されたことがあり、「ハハー、宣伝目的なんだな」と思いました。
ただ目立ちたいだけの人が多いようで、RTしてフォロワーが増えた時点で平気で、そのままアカウントを解約して「無かったことにして」しまう、なんていう人も多いみたいです。
まあ、騙されたと思うのは腹立たしいですが、実害がないのはまだマシですね。
その他のケースでは、応募者全員に「当選しました!」というDMを送って、人を喜ばせておいて、「受け取るための条件」を突きつけられるものも。
その中でも特に多いのが
1.ポイントサイトなどの無料登録のURLがDMに書かれていて、会員登録すること
2.FX口座や仮想通貨口座を開設すること
3.現金書留で送るので、先に送料や手数料の支払いを求められる
ということ。
1と2は明らかにアフィリエイト目的です。
無料登録やFX口座開設は、アフィリエイトで得られる金額が高い(中には数万になるものもあります)ことが多いので、当然現金プレゼントの金額以上のところに登録させられることになります。
ポイントサイトの登録であれば数百円の利益しかありませんが、最初はポイントサイト、その後は高額が稼げる情報商材の無料登録というパターンのようです。
無料登録を紹介するだけで、数千円を手に入れることができる案件もありますから。
FXや仮想通貨の口座開設は、実際に数万円を口座に入金しなければならないケースがほとんどなので、口座にお金を入金するまでが条件になることもあります。
スポンサードリンク
だけど、アフィリエイト目的とはっきりしているものは、まだ良いほうです。
3になると、なぜか詐欺のような仕掛けがあり、明らかに危険な匂いがします。
郵便料金や手数料を取られてアカウント削除で逃げられるパターンなら、まだマシなくらいですから。
数万円実際にプレゼントされて大喜びした次の日には、すでに住所や電話番号などの個人情報を売りつけられ、最悪の場合は犯罪に巻き込まれていることだってあるのです。
お金に困っている人をターゲットにしているのは明らかなので、簡単には乗らないようにしたいものです。
現金プレゼントではなく、「新製品プレゼント!」など、企業の公式アカウント(口座名にチェックマークがついているとより安心)がスポンサーになっていることがわかっているものに応募するのが安心です。
中には高価なものもあるし、新商品が試せるのも嬉しいですよね。
みんなが応募するので、なかなか当たらないのが難点なんですけど。