保険料滞納の督促から逃れるにはどうしたらいいですか?というご質問。
いやー、保険料というのは国民健康保険料のことだと思うのですが、逃れるというのは税金逃れということになります。
国民年金の場合は、収入が基準より少ない場合、申請書を出せば免除されることになっていますが、その分もらえる金額が少なくなります。
本人の収入や世帯収入に合わせて、1/3減額とか半分減額などいろいろな種類がありますが、審査は結構厳しいと言われています。
国民健康保険料も滞納している間お医者さんにかからなければ大丈夫なのでは?なんて乱暴な考え方をする人が出てきますよね。
ただ、税金ですから、国民の義務なんですよ。
若干自虐気味ですが・・・
「これがあるからお医者さんにかかる時に、自己負担金額が少なくなる」という恩恵を受けることが一番なのですが、支払う義務があるということ。
私自身お金が無い時には滞納していた時期もありますし、偉そうなことは言えないのですが、残念ながら逃れることはできません。
「結婚して住所や姓が変わったら?」とか「引っ越したら新しいところで保険証は出してもらえるのでは?」という裏技のような声も聞こえるのですが、結局は新しい引越し先に督促状が送られるだけです。
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結婚したり引っ越したりという時には、予期せぬ出費も重なりますから、できれば引っ越す前に滞納分を分納にしてもらうなりの手続きをしておいた方が良いでしょう。
分納に関しても、昔は「いくらでもいいから」という感じで、月々数千円でも応じてくれていたようですが、「滞納分は2年で完納すること」という規則があるため、最近では月々最低でも1万円以上は収めてくださいと言われるようです。
これに関しては、各地方自治体の方針や滞納金額によっても違ってくると思うので、とにかく相談してみないことにはわからない、ということ。
ネットで見た情報では、家計の収支状況をきちんと作って、「月々5,000円くらいがやっと出せる金額」ということを納得してもらえれば、5,000円づつの納入を認めてもらった、というケースもあります。
国民健康保険が未納だと、通常は1年有効な保険証が3ヶ月とか1ヶ月有効のものになり、最後には医療費全額負担で手続きをすればあとで実費が戻ってくるという形になってしまうのです。
「絶対に病気にならない」なんていう保証はどこにもなく、ましてやご家族にお年寄りやお子さんが居た場合、頻繁に利用することになる保険証ですから、早急になんとかしたいですよね。
それから、「国民健康保険料を滞納し続けて2年間放置していれば、時効になる」という話があります。(国民健康保険税の場合5年)
2年間で時効になるというのは事実なのですが、その間に督促状が来ればその時点で無効になるとのことなので、やはりどうしたって逃れられないのです。
何度目かの督促状後に送られてくる催告書に記載してある「財産差し押さえ」という言葉に凍りついた方もいらっしゃるでしょうが、これは脅かしだけではなく、実際に家に調査に来られた方も多いです。
差し押さえの告知書を受け取った方も。
ということで、国民健康保険を滞納してしまったら、逃げ隠れせずに早めに役所に相談に行く、ということより他に道はないということです。
「せめて、もう少し安ければ・・・」という愚痴は、ぐっと飲み込んで。