「借りては返す」の繰り返しが借金地獄のはじまり
「お金を借りては返す」の繰り返しを続ける日々って、自分でも「馬鹿なことをしているな」とわかってはいるのです。
それが多重債務のはじまりだということも。
だけど、目の前に迫った返済日をやり過ごすためには仕方のないこと、とどこかで諦めているんですよね。
最初から、ボンッと大金を借りられる人なんてものすごく少ないと思うので、ほとんどの多重債務者は、「最初は数十万の借り入れが、どんどん増えてきて・・・」ということなんだと思います。
「返せなければ返さなきゃいい」なんて割り切れればいいんですけど。
そんなわけにはいかないですよ。
今でこそ、借金の取り立てに直接家に来られることは無いですが、督促の電話は、割りとひっきりなしにかかってきます。
親の連絡先を知らせていれば、親のところにまでかかってくる事も。
だからこそ、他のところから借金してでもなんとな取り繕おうと思ってしまうのです。
そう言えば、おまとめローンの広告に「借りては返す日々から卒業しましょう」というのがありました。
そうなんです。
多重債務の入り口は、「借りたお金をそのまま返済に回すようになったら」なんですよ。
借金地獄の入り口は思っているより身近にある
これって、借金をしたことがない方にとってみれば、「そこまでになったらもうだめでしょう」と思うのですが、割合早い時期にこうなります。
だって、借りたお金には利息が付きますから。
それも、今はグレーゾーンが問題になった後だから、消費者金融での利率も低くなりましたが、たいていは29%でしたよね。
なんと10,000円借りても3,000円の利息が付くんですよ。
冷静に考えるとそれを承知で借りた方がどうにかしてる、というような数字です。
実際は10,000円だけ借りる人なんていないから、100,000円だとすると、30,000円也。
だから70,000円だけ借りられた、と思えばいいのだけれど、100,000円手にしていますからね。
使ってしまうんですよ。
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借金地獄から這い上がるには?
特に生活苦で借りている場合は、使わざるを得ないでしょう。
そして、その30,000円分が足りなくなって、また借りてしまう。
その繰り返しでどんどんと雪だるま式に借金が増えていく、ということ。
この負のスパイラルに一度落ちてしまうと、なかなか這い上がれないんです。
だから・・・
まずは一旦どのくらい借りているのか整理しましょう。
まだ低い利息で借り換えができそうなうちは、トライしてみましょう。
いわゆる「おまとめローン」や「ローン一本化」ですね。
まとまったお金を借りることになるので、審査はそれなりに厳しいですが、他社借り入れ件数を気にしないで済みます。
そして、もうどうしようもなくなったら・・・
やはり早いうちに債務整理を考えるべきです。
法テラスに相談するか、法律事務所の無料相談、各市町村の無料相談会など、最初にお金がかからなくて相談できる方法はいくつもあるのです。
お金が無くても借金整理できる!法テラス相談の流れを詳しく解説