「家も車も家財道具すべて没収されて、その後は一家離散のみ」などなど。
だいたいは、ネガティブな意見が多いです。
当たり前ですが。
「真実はひとつ」なんて言いますが、今の世の中憶測だけでどれが真実なのかもわからない状態で。
誰かが言った一言がひとり歩きして、さも真実のような顔をすることもあります。
特に借金に関しては、借金そのものがネガティブなものですから、悲惨なことしか書かれていないですよね。
スバリ、債務整理後の生活は、思ったほど悲惨ではないです。
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そりゃあ借金はできないし、クレジットカードは作れない、分割で物が買えないなど、不便なことや困ることは多いです。
自己破産すれば、家や車、その他金目の物は没収されます。
それでも、生活に必要なものは残せますし、だいたい、借金を繰り返している人の家には、「金目の物」なんてほとんどないですから。
何十年も使っているような壊れかけの家電なんて、誰も要らないのです。
だから、生活そのものは、何ら変わらず続けられます。
「意外と平穏かも」というのが正直なところ。
ただ、心の中は常に平穏とはかけ離れています。
「とんでもないことをしてしまった」という後悔の念。
「どうしてあの時にお金を借りてしまったんだろう?」というよう言いようのないやるせない気持ちがいつも襲ってきます。
できることなら、人生を巻き戻ししたい感じ。
できないですけどね。
「借りたお金を返せなかった」という事実は、一生ついてまわるのです。
ただ、任意整理だと少しは楽かな?
少しでも借金が返せたという気持ちがありますから。
それでも、お金が足りないと、「どこかで借りられないか」なんていう思いが頭を過ることがあるというのは、借金体質が抜けないのでしょう。
そういった意味では、全く借金ができない生活というもの悪くないかも。
ただ、皆さんもそうだと思いますが、借金=お金を借りるではないんですよね。
キャッシングしなくても、クレジットカードを利用すれば、一時的に借金しているのと同じ。
そのことについては、頭では理解しているけど、利用する度に「借金しているんだ」と思っている人は少ないと思います。
「借金もそれ自体は悪いものではない」という方もいらっしゃいますが、そうでしょうね。
「賢く借りて賢く返す」ということができない人が、多重債務になってしまうのです。
例えば、住宅ローンを借りる時には、一生の買い物ですから、金利や変動型かどうかまで、事細かに計算します。
金額が大きいですから。
だけど、数万円程度の趣味の物を購入する時には、「欲しい」という気持ちが先に立って、「月々数千円で買えるんだ」と思ったら、割とすぐに買ってしまうのではないでしょうか?
多重債務になる人は、すべてにおいて、趣味の物を購入する時のような感覚でクレジットカードを利用してしまうのかもしれません。
まあ、多重債務にまでなってしまったら、趣味どころではないですけどね。
まだ多少恵まれた生活をしている時に、家電とか生活にどうしても必要なものもをローンで購入する時、「借金である」という認識があったなら?ということ。
債務整理後のクレジットカードも持てない生活は苦しいけれど、やはり借金体質のリハビリの一貫と思って乗り切りましょう。
追記:引っ越ししなきゃいけないけど、家電や家具のローンが組めない時は、借りるという方法もありますよ。
今は、無印良品でもベッドのサブスクリプションを初めていますよね。
ベッドは、結構退去する時に、リサイクルショップでも引き取ってくれなかったり、マットレスがネックになってしまったりするので、借りるほうが良いかもしれません。
月々1,000円くらいで借りられる家電とかもあるので、「とりあえず、生活に必要なものだけ揃えたい」いう時にも便利ですよね。