誰もが人生に圧倒され、意気消沈する瞬間を経験しますが、意味のある変化を起こし、人生を好転させることができると認識することが重要です。
借金を抱えて絶望的な気分になり、行き詰まった経験がある者として、抜け出すのは不可能だと決めつけてしまうのは簡単なこと。
でも、正しい姿勢と理解があれば、事態を好転させることができるのです。
まずは「現実を受け入れる」ことから始めましょう。
自分が今いる場所を認識し、受け入れることで、ある意味自分を達観できるので、一時冷静になれます。
借金にまつわるストレスなど、自分を重苦しくさせているものを理解し、予算を立ててそれを守る、借金返済の選択肢を調べるなど、問題を把握し、良い意味で他人事のような気持ちで淡々と計画を立てていくのです。
借金苦を克服するのは難しいプロセスで、一朝一夕にできることではありませんが、見方を変えることで見えて見るものもあります。
多重債務時代は、借金とちょっとした持病を抱えているので、やはり体調が悪くなると心が折れそうになってしまいました。
多重債務時代もそうですが、債務整理してからしばらくの間も、精神的には不安定でしたね。
心が折れそうと言うよりも、もうほとんど折れているような状態。
いつバキッといくかどうか・・・
そんな時どうするか?
「笑う」
えーーー?と思うでしょ。
とにかく、思いっきり笑ってみるのです。
声を出して。
「バカ」だと思われるかもしれませんが、笑っているうちに、クヨクヨ悩んでいるのがバカらしくなってしまうのです。
自力で笑えなければ、漫才のDVDやテレビを見たり、コメディーを見たりして、ただただ楽しむということ。
多重債務の時って、ほとんどの時間「お金のこと」しか考えてないんです。
しかも「どこから捻出しようか?」ではなく「どこでお金を借りようか?」ということばかり。
あるいは、「◯日に3万円どうしても返さなきゃいけないから、ガス代と電気代の支払い分をそちらに回す?」など、危なっかしいことばかりしてました。
これでは、気が休まることも無いですよね。
だから、とにかく現実逃避でもなんでもいいから、「今の状況を一瞬でも忘れる」ようにすることが大切なんです。
まあ、そんな余裕もない時もあるんですけどね。
そんな時は・・・
大声で泣く。
泣いた後は、意外とスッキリしています。
とまあ、今だからこんなことを書いていられますが、当時の精神状態は本当に危ないものでした。
よく自殺しなかったな、と思いますよ。
それでも、借金の支払日になると、機械的に手が動き、パソコンで「ブラックでも借りられる」とか「すでに5社以上借り入れしている方でもOK」「即日お振込み」なんていう消費者金融を探していましたね。
もう何も考えないでも打ち込めるくらい・・・
そんな状態になってしまったら、やはり「債務整理」を考える時期なのかな、と思います。
スポンサーリンク
そうそう、もうひとつ現実的な対処法としては、「お金を作ること」です。
真逆のことを言っているようですが、少しでも手元にお金があれば、少しは気持ちが落ち着くというもの。
いつも書いているように、リサイクルショップにお金になりそうな物を持っていくとか、ネットオークションで売るとか。
今はパソコンを持っていなくても、スマホがあれば、メルカリなどで売買できますから。
「こんなもの、欲しがる人が居るの?」というような物が、意外と人気があって値段が上がることがあるのです。
あと、ちょっとしたアイデアで、手作りした簡単なものが売れることも。
実際に、借金でがんじがらめになっていた人が、ネットオークションで商売の楽しさを覚え、そのまま起業してしまったというケースもあるくらいなんです。
今では、サラリーマン時代の二倍くらいの収入があるそうですよ。
生き残るためには、頭を働かせる必要もありますね。
コメント