クレジットカードの審査に通りやすくなる裏技なんてあるのでしょうか?
最近、「ほとんど無職なのに、キャッシング枠ゼロにして申し込んだらクレジットカードが作れた」という話を聞いてびっくりしました。
だけど、まんざら嘘でもないみたいですよ。
クレジットカードを失って改めて知るありがたさ、と言いますか、今まで当たり前のように使っていたものが使えなくなった不便さというのは、ブラックになった人にしかわからないかもしれません。
債務整理直後から数年間は、やはりクレジットカードを取得することはほとんど不可能ですから、いわゆる「喪明け」以降に、どうしたら早く取得できるのか?ということなんですよね。
債務整理後のクレジットカード取得については、やはりさまざまな情報が流れているようです。
特にネットでは、「ある大手有名クレジットカード会社の審査が甘い」とか「任意整理後すぐにクレジットカードが作れた例がある」などなど・・・
一体どれを信じればいいのか?という感じ。
あっ、今ここで「債務整理後のクレジットカード取得」と言っているのは、ブラック状態でのクレジットカード取得ではなく、「個人信用情報」の事故歴が無くなって、きれいな状態になってからということです。
「個人信用情報」には、それぞれのクレジットカードやローン履歴が載っています。
そこに「事故歴」が載っている状態のことをブラックというわけですが、その「事故歴」が消えるということは、「事故歴」だけが消えるわけではないのです。
今までクレジットカードを利用してきた履歴そのものも、きれいさっぱり消えてしまうわけです。
だから、債務整理後に事故履歴が消えた人のことを「ホワイト」とも呼ばれているということ。
二十歳やそこらの若者ならいざ知らず、30代以上中には50代60代になって、クレジットカードを使ったこともなければローンを組んだことも無い、なんて不自然ですよね。
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「はい。私はブラックでした。」と言っているようなもの。
だから、普通の方が新規にクレジットカードを申し込むよりも、相当分が悪い、ということになります。
というよりも、大手の銀行や信販会社からは相手にされない可能性も。
そういった理由もあり、いわゆる「喪明け」の人にとっては、クレジットカード取得もまたひとつの試練とも言えるのです。
とは言え、今の年収や勤務先、勤続年数などの条件が良ければ、割合すんなりとクレジットカードを取得している方も少なくないというのも事実なわけで。
ただ、ごくごく普通の会社勤めの方や自営業の方にとっては、敷居はものすごく高いと言えるでしょう。
やはり「審査が甘い」と言われている流通系やコンビニ系などのクレジットカードで、しかもキャンペーン中に申し込む方が良いと思いますよ。
それと、やはりクレジットカードのキャッシング枠はゼロにして申し込んだ方が賢明です。
イザという時にクレジットカードでのキャッシングはできなくなりますが、その分審査に受かりやすくなることは充分考えられますから。
とは言え、100%甘くなるなんていうことは無いでしょうけどね。
実際に行われる審査自体は同じだと思います。
「分割が使えないなんて、クレジットカードを持つ意味がない」なんて言わずに、いわゆる「クレヒス」(クレジットカード履歴)を一から作るつもりで、我慢しましょう。
まずは、小さな第一歩を踏み出すことが大事なんだと思います。