金融ブラックかどうかはどうやってわかるの?
金融ブラックなんて聞き慣れない言葉ですよね。
言われただけでもとても嫌な響きがありますが、借金の返済が一定期間以上滞ったり、債務整理をすれば、間違いなく「金融ブラック」になってしまいます。
もともと「ブラックリスト」なるものは存在しないと言われていますが、本当のところはどうなのでしょうか?
全国に数社ある「個人信用情報機関」に自分の情報を開示してみるとわかります。
「金融ブラック」になると、自分のクレジットカードの履歴の中に「金融事故を起こした」というような表記がされてしまうのです。
だから、「この人はブラックだからお金を貸してはいけないですよ」なんていうブラックリストが存在するわけではないんですね。
まあ、債務整理した場合、迷惑をかけた銀行の系列には「ブラックリスト」に近いものが存在していて、一生その銀行系列からはお金を借りられない、なんていう話も聞きます。
「自社ブラック」とも呼ばれているのですが、こういうことです。
迷惑をかけたところでは自社ブラックになることも
「個人信用情報機関への信用情報の登録期間は、各信用情報機関が定める期間がありますが、これを金融機関が単独で行う場合、自社のブラック情報が登録される期間は、金融機関ごとに異なります。
また、金融機関にとって自社のブラック情報とは、過去に損失を出した元顧客の情報であり、その元顧客を今後半永久的に顧客にすることには抵抗があります。
つまり、金融機関の自社ブラックの登録期間は、各金融機関にもよるが、ほとんどの金融機関で半永久的に登録されている、ということ。
過去に重大な(金融機関によってはそれほど重大ではないことでも)金融事故を起こしたことがある人は、その金融機関が提供する金融商品(クレジットカード、キャッシング、カードローンなど)の審査に通らない可能性が非常に高いのです。
金融機関が提供する金融商品(クレジットカード、キャッシング、カードローンなど)の審査を受けることはできない、と考えて良いでしょう。
もし「大丈夫でしょう」なんて軽く考えて申し込み、審査に落ちたら、この申し込み情報が信用情報に登録され、半年間に4件以上の申し込みが信用情報に登録されていると、審査で不利になる可能性が高くなります。
ただ、多くの金融機関では信用情報がブラックとして登録される期間は半永久的であると説明しましたが、一部例外もあります。
ある金融機関の登録期間が10年に満たなかった、という体験談があるからです。
某氏が10年ほど前にA金融機関で重大な金融事故を起こしたにも関わらず、A金融機関が提供している金融商品の審査に合格した、ということ。
この方の勤務先や現住所は10年前とは違っていましたが、氏名、生年月日、電話番号などの基本属性には変更がなかったため、A金融機関でのブラック登録期間は10年未満ではないか?と思われます。
ただし、これはあくまでも一例であり、現在の属性によっては変わってくるので、「そんなこともある」程度に留めておいたほうが良いでしょうね。
ほとんどの金融機関の自社ブラック登録期間は半永久的に続く、というのが一般的ですから。」
自社ブラックは半永久的に続く?
やはり、「自社ブラックは半永久期に続く」というのは、都市伝説では無いんですね。
だけど、これだけ世の中が不景気になると、現在の収入やステータスを重要視する金融機関があっても不思議ではないです。
私達としては、「自社ローンは一生続く」と頭に入れながらも、日夜努力して、一部の例外的なケースとして受け入れられることを目指すのが良いのかな?
それとも、さっさと今までお付き合いしていなかった金融機関でのクレヒスを積むか?でしょう。
で、それ以外の金融機関では、債務整理をして数年経てば、この「金融事故者」としての記載が抹消されることになっています。
抹消されるまでの期間がだいたい5年から10年と言われています。
「金融事故を起こした」という記述が抹消されたからと言って、すぐにクレジットカードが作れる保証はどこにもないのですが、とりあえず「クレジットカードが作れるスタートラインには立てた」ということになります。
ただ・・・
債務整理後5年という期間が、本当は一番苦しいんですよ。
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結局、金融ブラックでもお金を貸してくれるところは無い?
生活は破綻しているし、借金はゼロになっても残債を支払わなきゃいけないこともある。
滞納していた税金や債務整理の費用などなど・・・
支払いが目白押しでやってくるんですよね。
だから、無理を承知で、債務整理中でも貸してくれる金融機関や、審査の甘いクレジットカード会社などを探すことになります。
ネットで検索すると、たくさん出てくるのですが、怪しいところばかり。
多分、正規の金融業者は少ないと思います。
何も、すべて闇金融とまでは言いませんが、老舗の街金以外で債務整理中に貸してくれるところは無いでしょう。
唯一頼れるのが生活福祉資金ですが、これもすんなりとは貸してくれません。
特に今は借りたい方が多いですから。
だけど、手引書などの書籍も販売されていますから、それを参考に申し込むという方法もありますね。
検討の余地はあると思います。
もし、失業中なのであれば求職者支援制度などを検討するという方法もあります。
とにかく債務整理中の融資というのは、かなり厳しい状況にあるというのが現実でしょう。
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